闇の存在の謎を追って、7つの惑星を駆ける少女とドローン。アクション・アドベンチャー『NYKRA』Kickstarterキャンペーン中

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発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第330回目は『NYKRA』を紹介する。

ニュージーランドのインディースタジオENDESGAが、2Dアクション・アドベンチャーゲーム『NYKRA』の開発資金を募ってKickstarterキャンペーンを実施中だ

本作の主人公は、すべての始まりの地の塵の中から現れた少女Keuだ。草原に覆われた惑星に降り立った彼女は、Boldemoと呼ばれる黒い立方体の謎を探るため、惑星で出会ったハイパードローンのEoとともに、この世で最初に生まれた銀河であるNykraを旅することになる。

Keuと行動を共にすることになるEoは失われたテクノロジーの遺物で、彼女の武器の役目を担う。Eoは青いレーザーを発射して攻撃するが、その精度や連射速度などは状況に応じて細かくカスタマイズすることができる。また敵を攻撃するだけではなく、パズルを解く際にもレーザーを利用する場面があるようだ。Eoの機能は後述する機械パーツを使用することでアップグレードすることができる。

惑星に存在する村や過去に文明が存在していた場所を訪れた際には、さまざまなアイテムを入手することができる。アイテムの中には機械パーツも存在し、古いコンピュータを修理する時などに必要になる。はるか昔に文明が滅びているこの世界では、機械パーツは非常に貴重なものだ。なお、それぞれのアイテムには重さがあり、Keuのリュックに入れることができる総重量を考慮しながら、何を持っていくかを決める必要がある。不要なアイテムは売却することもできる。

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舞台となる銀河Nykraには7つの惑星があり、Keuが降り立った草原の惑星もそのひとつだ。各惑星には前述したBoldemoが点在しており、これが惑星同士をつなぐ転送装置になっている。しかし、現在も機能するBoldemoはわずかしか残っておらず、プレイヤーはなんとかして探し出さなければならない。

さらにゲームの世界には神と呼ばれる存在も7人いる。彼らはひとつの意思としてKeuに語りかけ、闇の存在が眠っているという監房「Evokreathe」を探し出すよう告げる。ゲーム中に登場する銀河に住んでいた生物のほとんどは遥か昔に絶滅しており、プレイヤーは遺跡と化した世界をくまなく探索して、その謎を解き明かす。

これまでに公開されているトレイラーでは主に探索要素が披露されており、敵と呼べる存在はほとんど登場しない。しかし最終的なゲームには、闇から現れたiiemと呼ばれる敵がKeuの前に立ちはだかるという。iiemはさまざまな種類が存在するようで、本Kickstarterキャンペーンの出資金300ニュージーランドドル(約2万4千円)以上のリワードには、そのiiemをデザインすることができる権利もある。そのため実際のところまだ多くを披露できる段階ではないのかもしれない。カスタマイズ可能なEoのレーザー攻撃は、さまざまなバトルのシチュエーションを想像させるもので、本作のアクション面にも期待を持たせてくれる。

『NYKRA』はWindows/Mac/Linux向けに開発中で、本Kickstarterキャンペーンが成功した場合、2017年10月にSteamで販売することを予定している。すでにSteam Greenlightには登録済みで、支持を集めて通過している。なお、本Kickstarterキャンペーンには現在ストレッチゴールは設定されていないが、コンソール版開発などを含めてこれから公開していく計画のようだ。

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