今週紹介したインディーゲームをまとめる「Weekly Indie Pick」11月25日から1週間分の新作タイトルをおさらい


「Weekly Indie Pick」は、発売前のインディーゲームを紹介する「Indie Pick」で今週紹介されたタイトルをおさらいする週間企画。今回は2016年11月25日(金)から12月2日(金)のインディーゲームをひとまとめにして見ていこう。

今週の目玉は、文明なき時代の部族となり生存を目指すサバイバルゲーム『Voodoo』だ。クラウドファンディングキャンペーンの進捗が芳しくないが、意欲的なテーマであるのでぜひリリースまでこぎつけてほしい。なお今週は、もはやインディータイトルと表現するのが適切かはわからないが、『No Man’s Sky』が大型アップデート「Foundation Update」により大きく進化したこともニュースになった。

 

NYKRA

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『NYKRA』は2Dアクションアドベンチャーゲームだ。プレイヤーはすべての始まりの地の塵 から現れた少女「Keu」となり、ハイパードローンを引き連れていにしえの文明から眠る遺跡を探索していく。ドローンをうまくカスタマイズしながら、7つの惑星に眠る遺跡をめぐっていくこととなる。

本作はニュージーランドのデベロッパーによって開発中。緑を基調とした美しいピクセルベースのビジュアルが特徴だ。300ニュージーランドドルをpledgeすれば敵キャラクターである“iitem”をデザインできる権利が得られる(紹介記事)。

 

Dead Static Drive

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『Dead Static Drive』は「クトゥルフ神話」をテーマとしたアクションゲームだ。プレイヤーは寂れた街に住まう若者となり、失踪した両親を探す旅に出る。もともと存在しているクトゥルフ神話をベースにMike Blackney氏の解釈を加えた世界が展開されるという。すでに公開されている映像では、背骨を露出させ角を生やした“人ならざるもの”がプレイヤーを襲うシーンが見受けられる。

本作は見下ろし視点を採用しており、オープンワールドでドライブ楽しめるといった点で初期の『グランド・セフト・オート』シリーズを彷彿とさせる作品となっている。油絵のようなビジュアルで描かれる「日常を侵食する」静かな恐怖が体験できそうだ(紹介記事)。

 

The Keeper

『The Keeper』は塔を守り続ける男の戦いを描いた2Dアクションゲームだ。昼の塔の周辺は、のどかで平和そのもの。この時間を利用して守り人は狩猟や採集をおこない食料を確保する。しかし夜になると赤い月がのぼり、「罪を食らうもの」が塔を目指して侵攻してくる。守り人は遠距離攻撃ができる道具など使って敵に攻撃を仕掛け、フィニッシュ時には敵を引きちぎるなど激しい戦闘が楽しめるという。

昼はのどかに、夜は暴力的に展開される独特のギャップが魅力の本作。Steam Greenlightを通過しているものの、発売時期やスタジオの情報など不明な点も多く、今後の続報に期待したい(紹介記事)。

 

ElectriX

『ElectriX』は工作シミュレーションとアドベンチャー要素を融合させたホラーゲームだ。プレイヤーは電子機器の修理あるいは改造を依頼され、工作を進めていく。そうした作業の中で不可解な現象や謎に遭遇し、機器の故障と謎、両方の原因を解明していくこととなる。映像を見る限り、工作要素は「謎を知るためのパズル」以上のものとなっており、ハンダゴテなどを使った本格的な機器調整が楽しめそうだ。

開発を手がけるConspiracy Workshop Studioは無名であり、リリースはまだまだ先になりそうだが、工作とホラーアドベンチャーが融合した異色のコンセプトということで、続報が楽しみだ(紹介記事)。

 

Night Call

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『Night Call』はタクシードライバーとなり、乗客から話を聞きながら殺人事件の真相を追っていくアドベンチャーゲーム。自分のタクシーを利用した乗客が殺害されたとの報を受け、運転手という立場を利用して事件の解決を目指す。搭乗する客はそれぞれ個性があり、その客に合った接客でうまく情報を引き出さなければならない。

本作の舞台は、静まり返った夜のパリ。昼の華やかなイメージとはかけ離れた陰鬱なパリで、殺人事件を解決するためにさまざまな乗客の話を傾聴しつつ、時に干渉していく。タクシーの運転手という視点で客との対話を通じて殺人事件を追うというコンセプトはアドベンチャーゲームでもかなり珍しく、独特のストーリーテリングが体験できそうだ(紹介記事)。

 

Voodoo

『Voodoo』は、文明の誕生が迫りつつある先史時代のアフリカを舞台に部族を築き上げるサバイバルゲームだ。プレイヤーは広大なマップを探索し、狩猟・採集やクラフトをしつつ力を蓄え、他部族に対抗する力を育てていく。ある程度部族を大きくし、「Izmius」と呼ばれる巨象を倒せばテクノロジーを獲得することも可能だ。

開発者は本作をアフリカ文化とサバイバルゲーム、そして『ワンダと巨像』を融合させたような作品になると語っており、スケールの大きな作品となることを予感させている(紹介記事)。

 

Yono and the Celestial Elephants

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『Yono and the Celestial Elephants』は象となりさまざまな場所を冒険していくアクションアドベンチャーゲームだ。象には「Yano」という名前があり、人間と不死キャラクターと機械の3種族に調和をもたらすべく、奮闘することになる。

本作は『ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし』から強く影響を受けており、「基本的に象でプレイする」と公式サイトに記載されているほどだ。プレイヤーの分身である象は、道中に用意されたさまざまなパズルを象の長い鼻を生かして解いていく。映像をみるとかなり凝ったトラップが存在しいるようで、頭を使うパズルゲームとしても期待したい(紹介記事)。

 

Yonder

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『Yonder』は海に浮かぶ島「Gemae」を舞台としたオープンワールドアドベンチャー。かつてGemaeは美しい島だったが、ある日黒い霧が現れて以来、その美しさを失ってしまった。島を訪れたプレイヤーは島を探索し、霧の正体を突き止めることになる。

島内にはさまざまな気候が存在しており、それぞれのバイオームごとに異なる住民や動物が生息している。プレイヤーは住民たちと触れ合い一緒に働くことが可能。釣りや農耕などをすることも可能で、自由度の高い気ままなゲームプレイが楽しめそうだ(紹介記事)。