無限繁殖し続ける悪しきウサギを駆逐する物理演算ストラテジーゲーム『Fluffy Horde』。2017年夏のリリースを目標に開発中

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発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第421回目は『Fluffy Horde』を紹介する。

『Fuluffy Horde』、直訳すると“ふわふわの大軍”を意味する本作は、無限増殖し続ける悪魔のウサギを駆逐していくタワーディフェンスとRTSの要素が組み合わされたストラテジーゲームだ。プレイヤーは謎のシャーマンによって召喚されたウサギの大軍に対処するため、農民を雇って収入を獲得し、そのお金で雇用した兵士でウサギたちに上手く対処していかなければならない。

ゲームの概要は公式サイトなどでは公開されていないが、本作はもとはゲームジャム「Ludam Dare 34」に出展された作品であり、プロトタイプ版といえるその内容である程度を把握することができる。農民を使ってリソースを手に入れ、兵士を雇用してウサギ(敵)を倒していくのは、ほかのストラテジーゲームでもよく見られる王道的なデザインだ。

しかし本作はそこに物理演算の要素を組み込んでおり、ほかの作品とは異なる趣向を加えている。放っておくとすぐに繁殖するウサギたちを根絶やしにするには、群れが形成される前に1匹残らず駆逐しつくさなければならない。しかし兵士たちの攻撃によってウサギは吹っ飛んでしまうため、そうするとあちこちに飛び散ったウサギたちが繁殖を始めてしまい、対処が難しくなってしまうのだ。兵士の雇用にはお金がかかるため大量に配置することは難しく、プレイヤーは駆除するためのプラン立てに頭を悩ませることになる。

ゲームジャム版では250匹以上のウサギが誕生するとゲームオーバーになるが、そのルールは本編でも採用されているようだ。兵士を移動させてウサギを画面端に追い込んでいったり、2人の兵士で囲んで倒したりと、ただ単に攻撃すればいいわけではない
農作物を食い荒らすウサギ。悪魔め!

ゲームジャム版との違いについては、ひとまずステージ攻略制であることが判明しており、ゲーム中に70以上のステージ(町)と210種類以上のバッジが存在することが明らかにされている。またトレイラーでは人参のきぐるみを被ったユニットの存在も確認でき、どうやらウサギたちを引きつける能力を持っているようだ。さらにコミカルに描かれるようになった2Dドットアニメーションも見逃せない。

『Fuluffy Horde』は2017年夏にリリース予定。対象プラットフォームはWindows/Mac/Linuxで、コンソールでの発売についても近日中に発表予定とのことだ。

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