「ガラクタ」を組み合わせて海の上に街を作る『Flotsam』開発中、危険な海が舞台のサバイバルシミュレーション

 

発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第427回目は『Flotsam』を紹介する。

『Flotsam』は街作りシミュレーションゲームだ。舞台となるのは、すべての建物が海に覆われ浸水した世界。プレイヤーは海に浮かぶガラクタを組み合わせて住処を作り、「街」へと発展させていく。発展を続けていけば、街はより魅力的になり住民が増え、交易商人が立ち寄るようになる。また住民たちには、新鮮な水と食料を与えて養わなければならない。水を作るためには真水を抽出する機械を作成する必要があり、食料を供給するには、海に住まう生物が鍵を握る。別の手段で食料を確保することで生物を保護するか、狩ることで食料とするかはプレイヤー次第。ただ住まわせるだけでなく、住民の特徴に合わせて、職を割り振ることも街を発展させるうえで重要となる。

海の上の住処は波に揺られ移動し続けている。波が過去の遺物を運んでくることもあれば、住処が大昔の遺跡へと漂着することもある。街作りと同時に冒険も楽しめるというのが本作の特徴だ。本作は街作りゲームであると同時に過酷なサバイバルゲームでもある。飢餓に加えて、行く先々では巨大なクジラなど危険な生物がプレイヤーたちをつけ狙う。こうした死と隣り合わせの緊張感を抱えながら、街を発展させていくこととなる。

昼夜の概念もあるのだろう。

開発を手がけるのは、ベルギーのヘントに拠点を置くインディースタジオPajama Llama Games。3名のスタッフは学生時代からの友人であり、それぞれ異なる業界で経験を積み、スタジオの設立に至ったのだという。『Flotsam』の開発は「自分たちで街作りゲームを再定義したい」という想いからが始まったようだ。ゲーム開発にはUnityを使用しているとのこと。

対応プラットフォームはPC/Mac/Linux。発売時期は未定となっている。