最大100人で生き残りをかけて争うFPS『Islands of Nyne: Battle Royale』開発中。謎の惑星で最後の一人になるまで戦え

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発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第476回目は『Islands of Nyne: Battle Royale』を紹介する。

Islands of Nyne: Battle Royale』は現在開発中のファーストパーソン・シューティングゲームだ。「バトル・ロワイアル」や「ハンガー・ゲーム」といった作品から影響を受けているという。未知なる異星人に選ばれたプレイヤーたちは、故郷から遠く離れた土地で、最後の一人になるまで戦う。設定やゲームデザインからは『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS(PUBG)』を思わせるが、同作は『PUBG』発売される2年以上前から開発されているので、同作のヒットの影響を受けて作り始めたというわけではないようだ。

『Islands of Nyne: Battle Royale』は、1試合最大30分となっており、その時間内で試合が決着するという。緻密に設計された広大なマップは3種類用意されており、ランダムでマップが選ばれる。ゲームモードはソロ以外に2人もしくは5人で挑めるチームモードが実装される予定とのこと。気軽に始められるが報酬が存在しないカジュアルモードも用意される。各種モードにはランクシステムが導入されており、スキル合わせてマッチングがおこなわれる。ランクと試合結果に応じてプレイヤーには相応の報酬が支払われることになる。またゲーム内貨幣を賭けたベットシステムも存在するという。開発陣は「観ること」も楽しめる作品を目指しているようで、試合前には戦績などを見ることができ、賭けに勝った際には倍率に応じて賞金が支払われる。

試合の流れとして、まずプレイヤーはランダムな地点の上空にリスポーンする。ある程度は着陸場所を変更できるが、リスポーン地点は大きな意味を持つ。武器やアイテムなどを拾いつつ敵と戦い、生き残りを目指す。プレイヤーには重量制限が存在するので、アイテムの取捨選択が迫られる。時間が経過するとダメージ・プラズマが発生するので、安全圏まで移動しなければならない。ダメージ・プラズマの出現はより熾烈になっていき、最後に残っていた一人が勝者になるとのことだ。立体的なHUDでマップを適時確認し、安全エリアまで避難しよう。

ゲームの流れなどから読み取れるように、『Islands of Nyne: Battle Royale』は『H1Z1』から強く影響を受けていることがわかる。オリジナルタイトルとして、特段目新しい要素が用意されているわけではないが、本作はゲーム実況のストリーミングを強く推奨しており、ストリーミングを利用した賭けやSF色の濃い世界観が特徴となるだろう。

開発を手がけているのはDefine Human Studios。アメリカ・マイアミに拠点を構える小さなスタジオだ。オーストラリアやベルギー在住のスタッフとともに『Islands of Nyne: Battle Royale』を開発している。長年の競技型のFPSを生み出したいという願望を持っており、スタジオを立ち上げ本作の開発に着手したようだ。

本作はSteamにて早期アクセス販売される予定だ。最近まで発売時期は2017年Q2となっていたが、現在は未定となっている。今クローズドアルファテストが実施されている真っ最中であるので、発売はもう少し先になりそうだ。

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