「ジュラシックパーク」を経営できる動物園運営シミュレーションゲーム『Prehistoric Kingdom』開発中。デモ版あり

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発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第497回目は『Prehistoric Kingdom』を紹介する。

本作は「動物の飼育観察」と「娯楽施設としての動物園経営」の2つにスポットを当てた動物園運営シミュレーションゲームだ。同ジャンル内における既存の代表的な作品として『ズータイクーン』シリーズや『ズーパーク』などが挙げられる。本作の特徴は「古代生物」を飼育できること。

ティラノサウルスやトリケラトプスといった馴染み深い恐竜たちは勿論、エレスモサウルスやモササウルスなどの水生恐竜、マンモスやスミロドンなどの太古の時代に生息していた哺乳類も飼育することができる。飼育する生物の大きさと性別に関してはプレイヤー側で設定可能で、皮膚の色もテンプレートから選ぶことができる。現在は28種の生物が実装されることが予定されているが、リリース時には50種を予定しており、アップデートを重ねる度にその数は増え、最終的には100種類の生物の実装を目標としているそうだ。さまざまな資料を参考にして作られたという生物のモデルは精巧に作られており、生きているかのように動く。

肝心の「動物園運営」の部分は、動物園というより「国立公園」運営というイメージが近い。システム的には『Cities: Skyline』や『プラネットコースター』といったジャンルの作品に寄せられている印象だ。地形の形成から始まり、インフラに必要な各種施設の設置、生物を展示するためのケージの形成を行う。ケージの形成に関してはテンプレートというものはなく、数種類あるオブジェクトを組み合わせてプレイヤーの自由に作ることができる。お客を招き入れた後は満足度を高い水準で維持すべく、プレイヤーは従業員の管理や広告の掲示などを行いながら赤字が出ないよう動物園を運営するために奔走することになる。ちなみに非公式Modの作成や制作したマップの共有は許可されるとのこと。また本作は「アンロック制度」を導入しており、プレイ中の条件を満たすことで入手することができる「Science Points」を消費することで新たな設備や技術、新たな生物種を飼育することが可能になるようだ。

遊べるゲームモードは3つ。初心者向けの「キャンペーン」、提示される課題を解決していく「シナリオ」、自由に動物園を運営できる「サンドボックス」だ。ゲームモードにカテゴライズできるかはわからないが、1人の従業員の視点に切り替えられる「レンジャーモード」も用意される。「レンジャーモード」に関しては、ほかのモードのプレイ中にいつでも切り替えることができる。

『Prehistoric Kingdom』の対象プラットフォームはWindows。デモ版が現在Steamより配信されているほか、Kickstarterにて開発費援助のための資金を募っている。発売日は未定であるものの、資金援助額に応じて「アートブック」やMac対応版のプレゼント、β版へのアクセス権限、支援した人の名前がクレジットに掲載されるなどの特典が支援者に設けられる。運営型シミュレーションゲームが好きな方はもちろん、図鑑が大好きだった少年少女時代を過ごした方々は是非本作のデモ版に触れてみてはいかがだろうか。

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