“崖の上”の街作りシミュレーション『Cliff Empire』開発中。人類が呼吸できるのは高所のみ、限られたリソースで未来を切り拓く

発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第531回目は『Cliff Empire』を紹介する。

本作は崖の上という限られたスペースを利用し、目的に応じてさまざまな施設を取捨選択しながら都市を作りあげるシミュレーションゲームだ。舞台となるのは核戦争終結後の世界。地球は300mもの厚さの放射能の霧に覆われており、もはや地上は人の住める場所ではなくなってしまった。しかし科学者たちはこのような事態を既に予測しており、とある山岳地帯に霧も届かぬほど高い崖を築いていた。そこに都市を建設して地球に再び生命を取り戻すことがプレイヤーの使命となる。

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山岳地帯には都市建設の土台となる崖が点在しており、ここにソーラーパネルや畑といった固有の機能を持つ施設を建築して都市を発展させていくことになる。ただし、建築できる施設の中には環境に悪影響を及ぼすものも存在するため注意が必要だ。たとえば発電施設ならば、環境にはやさしいが供給電力が少ないものと、有害だが多くの電力を供給するものが存在する。前者を選んだ場合、供給電力の少なさは同施設を多数設置することによって補うことになる。それはつまり利用可能な土地の圧迫を意味し、他の施設を建てる余地を奪うだろう。どのような都市にするのか考えた上で施設を建てていく必要がありそうだ。

ただし、完全にエリアが限られているというわけではない。未開拓の崖に新たな独立都市を建て、平行して発展させていくこともできるからだ。橋や線路で都市間をつなげば人の往来が生じて、経済発展に役立つことだろう。あるいは、さまざまな物品を都市で生産し、軌道上に浮かぶ宇宙ステーションと交易して資金を得るという方法もある。おそらくはこちらが都市開発資金を稼ぐ主な手段となるだろう。また詳細は不明ながら、大学を建てて都市構造を改善するための研究を行ったり、ダイナミックな気候変動が都市の経済に影響を及ぼしたりといったアクセントとなる要素もあるようだ。そのほか、早期アクセスのロードマップとしては、病気の概念と医療機関、観光業、新しい建物や新たな輸出手段などの実装を予定している。

本作の開発を手がけるのはインディースタジオLion’s Shade。アブノーマルなサッカーゲーム『FootLOL: Epic Fail League』や、帆船で大海原を駆けるRPG『Tempest: Pirate Action RPG』、スマホやFlash向けのパズルゲームなど毎回異なるジャンルのゲーム開発に挑戦してきた。いずれの作品も高いクオリティを保っているとされており、ユーザーから一定の評価を得ている。今回は同スタジオ初の街づくりシムということで、どのようにユーザーを楽しませてくれるのか期待したいところだ。

『Cliff Empire』の対象プラットフォームはPC(Steam)で、2018年4月27日に早期アクセスとしてリリースを予定している。

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