「Nintendo Switch」は“Googleカードボード”に近いVR体験を提供か。タッチパネルにも対応、海外で特許情報が発掘される


海外フォーラムNeoGAFのユーザーが、米国の特許データベースから任天堂が申請した3つの特許を発掘した。いずれも提出されているpdf資料から「Nintendo Switch」関連のものとみなされており、タッチパネルに関する記述やGoogleカードボード式のVRアクセサリなどが確認されている(特許リンク 1 2 3)。

それぞれの特許を見ていくと、まずNintendo Switchとみられるデバイスには「タッチパネル」「加速度センサー」「角速度センサー」が本体に組み込まれていることが明らかとなった。「加速度センサー」「角速度センサー」は左右のコントローラー(Joy-Conと思われる)にも組み込まれており、それぞれジャイロ操作に対応するのではないかと考えられる。このほか、本体のディスプレイ画面を4分割して2つのJoy-Con(2×2)で遊ぶ資料も存在している。

またもっとも興味深いのが、12月15日に「サポートデバイス」関連の特許で提出された資料だ。下記の資料画像は「メインユニットを装着可能なアクセサリーの一例」としか紹介されていないが、ヘッドセットに本体を装着してプレイヤーが頭部に付けるような構造は、GoogleカードボードやGear VRを思わせる。PlayStation VR、あるいはHTC ViveやOculus Riftのようなハイエンドな体験が楽しめるとは思えないが、Nintendo Switch本体にモーションセンサーが組み込まれているのなら、安価なアクセサリを購入するだけで簡単にVR体験を楽しむことができるだろう。

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今年10月に公開されたNintendo Switchだが、現時点で詳細はまだまだ明らかとなっておらず、来年1月に国内で実施されるプレゼンテーションにてさらなる秘密が解き明かされると考えられる。据え置き機と携帯機、両方の特徴を持つNintendo Switchにはどのような秘密が隠されているのか、期待したい。