閉鎖された「Crytek Black Sea」の開発者たちが「Black Sea Games」スタジオを新設

公式Facebookページに掲載されているアート

Crytekは昨年末、組織の再編成を理由に5つのスタジオを一斉に閉鎖した(参考記事)。「Crytek Black Sea」も閉鎖されたスタジオの1つだが、同スタジオの元スタッフらが「Black Sea Games」という名のインディーデベロッパーとして独立することを発表した。すでに公式サイトも公開され、現在は新た仲間を求めスタッフを募集している。

Black Seaはもとは「Black Sea Stduios」の名で2001年に設立されたスタジオ。2004年に『Anno』のようなテイストを持つ中世ヨーロッパが舞台のRTS『Knights of Honor』をリリース、また2008年には同じくRTS作品の『WorldShift』を発売している。同年Crytekに買収されMOBA『Arena of Fate』の開発を続けていたが、その後は正式サービスやベータテストが始まることなく沈黙が続いていた。

スタジオのマネージングディレクターには旧Black Sea Stduiosの設立者であるVesselin Handjiev氏が就任している。公式のFacebookページなどを見ると、すでに11月ごろから「Black Sea Games」として動く準備を進めていたようだ。現時点で開発中のタイトルに関する情報は公開されていないが、Black Seaはコアゲーマー向けのタイトルを展開していくと強調している。