初代『Dark Souls』の配信がついにSteamで開始、Game for Windows LIVEからSteam Worksへ移行しオンラインプレイも可能に


バンダイナムコエンターテインメントとフロム・ソフトウェアは、日本語版『Dark Souls: Prepare to Die Edition』の配信をSteamで開始した。価格は4937円。すでにゲームを所有していたユーザーにはアプデートが実施され、日本語字幕・吹き替えデータが追加される。

PC版『Dark Souls: Prepare to Die Edition』は2012年8月に北米と欧州でリリースされたタイトルで、国内でも「Astorias of the Abyss Edition」の名で販売されていた。どちらも当初はMicrosoftが提供していたGame for Windows LIVEを利用しており、後に同サービスが停止されると北米・欧州版はSteam Worksへと移行。一方で国内版はGfWLからの移行が進められず、国内のPC版『Dark Souls』はオンラインプレイもできなければ、新たにゲームをインストールすることも難しい状況が続いていた。またSteamでは国内から北米・欧州版に当たる『Dark Souls: Prepare to Die Edition』のストアページにアクセスすることもできなかった(参考記事)。

しかし昨年、「Change」でPC版『Dark Souls』を国内でも販売するように求めるユーザーの署名運動が開始。代表者がフロム・ソフトウェアとやり取りをし、昨年11月に販売決定に至った流れとなる。日本発のゲームなのに海外では容易にプレイできて国内では遊べない、という奇妙な状況がようやく解決されたこととなる。

なお今回の発売に際し公式側は、言語を日本語に設定した状態でプレイすると導入しているModが無効化されるだろうと指摘。これらの問題は将来的にアップデートがあれば改善されるかもしれないとされている。