巨大な宇宙船に潜入し略奪する見下ろし型ステルスゲーム『Heat Signature』の映像が初公開。『Gunpoint』を手がけたTom Francis氏の新作


ステルスパズルゲーム『Gunpoint』を手がけたTom Francis氏はホームページを更新し、自身の新作『Heat Signature』に関するさまざまな新情報を公開した。初公開となったトレイラーでは、小さなキャラクターが宇宙を移動し、船内に潜入する様子などが映し出されている。

『Heat Signature』は、見下ろし視点のステルスゲーム。プレイヤーは小さな船に乗り込み宇宙を探索し、巨大な船を見つけて潜入し武器やアイテムを入手したり、もしくは船ごと奪ったり、状況に応じた戦術が生きそうだ。本作は宇宙パートと船内パートに大きく分かれており、宇宙パートでは船を操縦し広大な銀河を移動していき、標的となる船にうまくドッキングできれば船内パートへと移行する。船内パートでは敵に見つらないように行動し、気絶させた敵を隠すといった機転が求められる。船を壊滅させることもできるので、クライアントから与えられるミッションをこなしお金を稼ぐハンターとなるか、船を恐怖に陥れるアサシンやハイジャッカーになるかはプレイヤー次第だ。

Tom Francis氏が以前に手がけた『Gunpoint』は、スパイとなって 会社に乗り込む2Dアクションゲーム。素早い入力を求められる純粋なアクションゲームというよりも、トラップを出し抜いたり、敵の視界をかい潜る術を見つける必要があったりするなど、じっくりと考えて攻略していくパズルやシミュレーション要素が楽しい作品だった。

20170110-37667-001

『Heat Signature』は宇宙を舞台とした見下ろし型アクションゲームとなっており、前作とは世界観やジャンルは異なるが、映像を見る限りでは、船内ではポーズすることでゲームを一時停止できるので、じっくりと潜入ルートなどを考えられるようだ。テレポーターを使った移動や、トラップやギミックを設置して敵を陽動する場面もあるなど、パズル色の強いゲームデザインが垣間見える。前作では、スイッチのワイヤーを操作することで監視機器を暴走させ、自らの手を汚すことなくビル内の敵を全滅させるような遊び方もできたが、本作ではそうした遊び方をさらに発展させた“イタズラ”ができそうだ。

またTom Francis氏はインディー開発者ながら、今後数か月間はValve社内で本作の開発を進めていくことを発表している。Francis氏がValveに呼び寄せられた理由ははっきりとは明かされていないが、氏自身は興奮を示しており、ゲームの開発に良い影響が生まれることが期待できそうだ。

対応プラットフォームはPCで、すでにSteamストアページが用意されている。発売日などはまだ明かされていない。