マイクロソフトがWindows 10「Game Mode」機能を説明。CPU/GPUの最適化でゲームのフレームレートが向上


マイクロソフトは1月25日、Windows 10の次期大型アップデート「Creators Update」で実装予定の「Game Mode」の概要を発表した。

「Game Mode」はゲームバー(Windowsロゴキー + G)の設定画面から有効にすることができる(システム設定に追加されるゲーム設定からも可能)。それによってCPUとGPUが起動中のゲームを優先して処理し、最大/平均フレームレートを向上させることができるという。この機能はWindowsストアで購入できるUWP(Universal Windows Platform)ゲームだけでなく、Steamなどで購入したWin32ゲームでも利用できる。

では「Game Mode」は具体的にどのように働くのだろうか。PC Gamerの取材に応えたマイクロソフトのKevin Gammill氏の説明によると、たとえばゲームをプレイ中にバックグラウンドでGPUを利用する何らかの処理をおこなっていたとする。その場合、通常であれば90パーセントのGPUパワーがゲームに割り振られるとすると、「Game Mode」を有効にした場合は98パーセントに引き上げられ、バックグラウンドの処理速度は逆に抑えられる。

一方CPUに対しては、ゲームを含む複数の処理がひとつのスレッドを奪い合ってパフォーマンスを落とさないように、いくつかのスレッドをゲーム専用に確保し、残りのスレッドでほかの処理をおこなうように振り分ける。そうすることで、ゲームが突発的に多くのCPUパワーを必要としても余裕を持って処理することができる。こういった割り振りを自動的におこなうのが「Game Mode」だそうだ。

なおUWPとWin32では設計思想が異なり、UWPの場合は複数のWindowsサービスが動作していても、どの処理がゲームのもので、いつスタートしていつ止まったかということがプラットフォームレベルで判別できる仕組みになっているという。そのため両者を比較した場合、UWPゲームの方がわずかに多くのパフォーマンスを引き出すことができる可能性があるという。

低遅延が特徴のBeam。数クリックでライブ配信を始めることができる
低遅延が特徴のBeam。数クリックでライブ配信を始めることができる

このほかライブ配信プラットフォームBeamの標準対応などもおこなわれるWindows 10の「Creators Update」は、今週からWindows Insider Program参加者向けに提供開始され、一般ユーザーには今春に提供される。