シカゴ南部の犯罪や収入格差をリアルに描くADV『We Are Chicago』がSteamで配信開始。現地人の取材を通じた社会派の一作

 

「Culture Shock Games」は、Steamにてアドベンチャーゲーム『We Are Chicago』の配信を開始した。価格は1480円、2月17日まではスペシャルプロモーションで1332円にて購入可能となっている。

弊誌でも昨年9月に紹介した『We Are Chicago』は、その名が示すように米国シカゴを舞台とする作品だ。シカゴ南部に住むとある家族の一員「アーロン(Aaron)」は、学校で嫌がらせを受けたり、友人から距離を置かれたりと、憂鬱な日々を過ごしている高校生。プレイヤーはアーロンの視点を通じて、シカゴ南部の収入格差や犯罪、暴力といった問題に直面していく(参考記事)。

『We Are Chicago』は現地の人々の取材をベースに開発が続けられてきた作品でもあり、同地域の暗部を生々しく描くことに挑戦している。なお本作の収益の50パーセントは、シカゴの南部と西武に住む人々の暴力問題の解決に取り組むNGO「All Stars Project」と「Reclaim Our Kids」へと寄付される。