火星探査シミュレーター『Take On Mars』3年以上にわたるSteam早期アクセスが終了し正式販売開始


Bohemia Interactiveは2月10日、火星探査シミュレーター『Take On Mars』をSteam(Windows)で販売開始した。価格は2980円(税込)。本作は2013年から早期アクセス販売されており、ついに正式リリースを迎えた。

本作の舞台となる火星は、実際の火星探査によって撮影された写真を元に構築しており、実在のクレーターや人面岩とも言われた岩山も再現されている。また気象の変化は激しく、強烈な砂嵐に見舞われることもあるという。

本作にはシングルプレイ・キャンペーンモードとマルチプレイモードが収録される。キャンペーンモードでは火星探査計画に参加し、火星に送り込んだ無人探査車などを地球から遠隔操作して火星のさまざまな科学的データを収集するミッションや、宇宙飛行士Mark Willisとなり火星に降り立つ有人探査ミッションをおこなうことができる。有人探査では地球との通信が途絶える危機が訪れ、プレイヤーは元エンジニアだったWillisの能力を駆使して機器の修理を担当し、ふたたび地球へ帰るためのサバイバルをおこなう。

マルチプレイモードはサンドボックスゲームとなっており、火星で暮らすためのコロニーの建設をおこなう。資材は現地調達となっており、火星の土壌からパネルなど建設資材の原材料となる資源を抽出する。そして生存に必要な電力を確保し、食料となる植物を栽培するなどして拠点を発展させるのだ。

火星探査が本題のゲームではあるが、火星の第2衛星ダイモスや、地球の月のアポロ17号が着陸した地域、さらにISS(国際宇宙ステーション)内部や、地球のトレーニングセンターなどもプレイエリアとして用意されている。また、本作には3Dエディターが用意されており、それを利用して作成したModはSteamワークショップを通じてほかのプレイヤーと共有可能だ。