『ゼルダ』の青沼氏が語る「据置と携帯チームは統合しない、2D『ゼルダ』がSwitchで出る可能性は確かにある」

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『ゼルダの伝説』シリーズのプロデューサーとしておなじみの青沼英二氏が、GameInformerのインタビューを通じて、Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)に2Dゼルダ作品がリリースされる可能性は確かにあると言及している。

『ゼルダの伝説』シリーズといえば、初期こそは2Dゲームとして展開されてきたが、『時のオカリナ』のリリース以来、リメイクや『4つの剣+』などいくつか例外はあるものの、基本的には据置機では3Dの『ゼルダ』が、携帯機では2Dもしくは見下ろし型視点の『ゼルダ』がリリースされてきた。実際に『ゼルダの伝説』の開発チームは、Wii U向けのチームと3DS向けのチームに分けられている。

そういった背景もあり、据置機と携帯機を兼ねているNintendo Switchでは3Dと2D両方の『ゼルダ』作品が出るのか気になる人もいるだろう。青沼氏は、2D作品がリリースされる可能性があるのかと問われ、「可能性は確かにある」と前向きな返事をしている。ただし据置機のチームと携帯機のチームが統合される可能性があるかという問いについては、明確に否定にしている。

“開発の早さはチームの人数に依存するわけではありません。チームを統合させたからといって、開発が早くなるわけではないんですよ。据置機のチームと携帯機のチームにはそれぞれよさがあり、ファンもいる。必ずしも統合させようとは思いませんし、それぞれのチームの観点でNintendo Switchにアプローチさせるつもりです。”

3月3日に発売される『ブレス オブ ザ ワイルド』を代表するように、据置機の『ゼルダ』作品は多くの時間と予算をつぎ込んで開発しているといえるだろう。一方で、携帯機の『神々のトライフォース2』もまた、複数のメディアでGame of the Yearとして表彰されるなど、歴代の人気作品に勝るとも劣らない評価を得ている。ふたつの路線は原点は同じであるものの異なる魅力を持つだけに、共存の可能性があることがわかったのはファンにとって朗報だろう。また『ゼルダ』シリーズは『4つの剣』や『トライフォース3銃士』など、定期的にマルチプレイを盛り込んだ作品をリリースしている。外へ出かけて持ち寄れるNintendo Switchで、こうしたマルチタイトルが展開される可能性もあるだろう。

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