『ARMA』シリーズが1ドルから買える「Humble Arma Bundle」が販売開始、スピンオフやDLCも網羅

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Humble Bundle社は1日、軍事シミューレーションFPS『ARMA』シリーズを全てセットにした「Humble Arma Bundle」の販売を、3月14日まで2週間の期間限定で開始した。最低価格1ドルからのPWYW方式(Pay What You Want、欲しい分だけ支払う方式)で、支払い金額に応じて入手できるナンバリングタイトルや追加ダウンロードコンテンツ、スピンオフ作品が増えていく仕組みだ。売り上げは開発元へ還元もしくは慈善団体へ寄付され、その割合はユーザーが自由に設定できる。

 

歴代の軍事シミュレーターをまとめ買い

「Humble Arma Bundle」では、1ドル以上の支払いで『Arma: Cold War Assault』『Arma: Gold Edition』『Arma Tactics』の3本が、全体の平均額(記事執筆時点では13.04ドル)以上の支払いで加えて『Arma 2』と拡張パック「Arma 2: Operation Arrowhead」、追加ダウンロードコンテンツ「Arma 2: British Armed Forces」「Arma 2: Private Military Company」「Arma 2: Army of the Czech Republic」が入手できる。さらに、15ドル以上の支払いで最新作『Arma 3』および有料追加コンテンツ「Arma 3 Karts」がついてくる。

ちなみにこれらすべてを定価で購入すると総額125ドルになるという。Steamのストアページで確認してみても、ナンバリング1作目と2作目のほとんどをセットにした『Arma X: Anniversary Edition』が4980円、3作目に全DLCやサウンドトラック、マップ、タクティカルガイド、そして『Arma: Cold War Assault』を加えた『Arma 3 Apex Edition』が7499円だ。これらと比較すると「Humble Arma Bundle」がいかに破格の値段かが分かるだろう。なお、購入者は売り上げの還元先として、開発元Bohemia Interactive、Humble Bundle社、アメリカ赤十字社の間でそれぞれ任意の金額を指定できる。

先日には、近年の『Sid Meier’s Civilization』シリーズをほぼ全てセットにした「Humble Civilization Bundle」が、2週間限定で販売された。その際も最低価格1ドルで、慈善団体DonorsChooseもしくは任意の基金が寄付金の行き先として指定されていた。こちらは3月7日まで実施中。まだ十分間に合うので、歴代シリーズを未プレイのユーザーなら『Civilization』の歴史に触れる絶好の機会だろう。

狙撃は射手と観測手のツーマンセルで行う

『ARMA』シリーズは、チェコのゲーム会社Bohemia Interactive Studio(以下、BIS)が開発・販売を手がけるPC向けファーストパーソン・シューター。限りなくリアリティを追求した戦場のシミュレーションが特徴で、銃火器の射程や装弾数はもちろん、弾薬の重量やリロード速度といった仔細な情報まで忠実に再現されている。スプリント後に呼吸が荒くなった状態で銃の狙いを定めても照準が激しくぶれたり、戦車のキャタピラやヘリのテイルローターが破壊されれば制御が困難な状態に陥ったりと、あらゆるオブジェクトの挙動に現実性を反映している。

元々は、BISが開発し2001年にCodemastersから発売された『Operation Flashpoint: Cold War Crisis』がシリーズの原点である。その後、商標の関係で名称を変更した後継作『ArmA: Armed Assault』が2006年にBISから発売され、2009年の『ARMA 2』、2013年の『ARMA 3』と現在のシリーズにいたった経緯がある。なお、『Operation Flashpoint: Cold War Crisis』は、10周年を迎えた2011年に拡張パック「Operation Flashpoint: Resistance」と統合された新バージョン『Arma: Cold War Assault』に生まれ変わり再リリースされた。ちなみに『Arma Tactics』は、2013年にPCおよびiOSやAndroid向けに発売されたターンベースストラテジーのスピンオフ作品である。

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