「Steam」にて販売されているゲームに消費税8パーセントが導入開始。現時点では価格に変動なしか、ストア価格に含まれる形式に


Valve Corporationのゲーム配信プラットフォーム「Steam」にて、販売されているタイトルに消費税が導入されている。これは先月22日、開発者向けに送付されたメールにてValveが明らかにしていたもので、Steam上でも「適用地域においては全ての価格にVAT(付加価値税)が含まれます」の表記が新たに追加されている。

消費税が導入されはしたものの、編集部にてSteamで販売されている十数タイトルをチェックした限りでは、消費税の導入前と導入後でSteamで販売されているタイトルの価格に変化はないことが確認できた(複数のインディーゲームや大手企業の作品などが対象。なお一部企業の作品の価格は端数が消費税込みへと変化したように見えるが、チェックした限りでは値上げされていない。これはSteamが税を計上する3月以前よりパブリッシャー自身が税を上乗せした価格で、あるいはコンソール版に合わせた価格でゲームを販売してきたため)。ストア価格に8パーセントの消費税が上乗せされているのではなく、ストア価格に含む形で8パーセントの消費税が課せられているため、現時点でユーザーたちが心配していたような価格変動はみられないと考えられる。

98円だった『Zup!4』は、税金導入後に本体価格が91円、消費税が7円の合計98円へと変更された。これを受けて価格を変更するかどうかは、開発元・販売元の判断によるものとなるだろう