BANされた問題プレイヤー、GMに反省文で女性レンジャーとサイクロプスの「セクシー文学」を提出。『黒い砂漠』でのおかしな一幕

オンラインマルチプレイヤー要素があるゲームにおいて、「BAN」はキャラクターへの死刑宣告に等しい。特に多大な時間、時には資金の投入も必要になるMMORPGにおいては、その消失感は凄まじいものとなるだろう。BANを取り消すために、運営に憤怒のメッセージを送る人も、理解できない行動に走り出す人も少なくない。今回はその後者の、よくわからない行為をしたプレイヤーの話。Pearl Abyssが開発・運営するMMORPG『Black Desert Online(黒い砂漠)』では、問題行為を繰り返していたとあるプレイヤーが先日BANされたが、その後の顛末が奇妙な物語となり注目を集めている。

『Black Desert Online』のプレイヤー「Kimochi of House Dremlock」は、自身の分身である女性レンジャーが消滅する瀬戸際にいた。GMのRhotaazはメールで、Kimochiがロールプレイを楽しんでいる無実の人たちをたびたび攻撃して死亡させたり、「死ねロールプレイヤーたち」と全体チャットで叫んだりと、嫌がらせ行為を繰り返してきたと指摘。いわゆるPK(プレイヤーキル)を不当におこなってきたとして、24時間以内にアカウントをBANすると言い渡した。

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だがそこに一縷の望みが残される。GMのRhotaazは、Kimochiが“心のなかの正直な気持ち”を打ち明け、改心してロールプレイに参加する可能性を考え、彼に1つの救済案を提示したのだ。それは「ピッタリ501ワードで女性レンジャーのバックストーリーを書けば処分は取り消す」という内容。Kimochiはその救済案を受け、指示通りにピッタリ501ワードのショートストーリーを書いた。自分の女性レンジャーとサイクロプスの集団が交わるセクシー文学を。

「逃げなくては!」。彼女は心の中でそう思う。しかし遅すぎた。7、8、9……ひと目では数え切れないほどの数。逃れることができない自身の運命を実感し、彼女の恐怖は深い絶望へと変わっていく。もっとも大きなサイクロプスは、その巨大で無骨な手で彼女の腰を掴む。さらに彼女の足を掴んで持ち上げた。獣が獲物をむさぼる準備をするように、サイクロプスは彼女の裸の身体をすみずみまで食い入るように見る。そのぞっとするような視線は、彼女のしなやなが胸にとどまったかと思たが、次第に下へと向かっていく。

当たり前だが、フォーラムに投稿されたKimochiのストーリーは、二時間後に削除された。

だが驚くべきことに、この文章が海外フォーラムRedditでふたたび投稿されてから、GMのRhotaazは今後も監視を続けていくとした上で、彼をBANしないと宣言した。このショートストーリーでは、女性レンジャーがサイクロプスから逃れることができず、その後は精神的に破錠してしまう物語が記されている。そういう意味では確かに、見境なく他人を殺してしまうような壊れたキャラクター性を持つ彼女の背景を、501ワードで見事に記したということになる。提示した条件を向こうが果たした以上、契約は不履行できないといったところか、Rhotaazの投稿を見るに心のなかは納得できない感情が渦巻いていそうだ。

はたして当の本人であるKimochiはどう考えているのか。PC Gamerの取材を受け言葉少なに語った彼は、『Black Desert Online』の管理者が安心してプレイできる環境を確保しようとしていることについては「理解している」と伝えた。一方で、「チャットでスパム行為をするかって?NO。ロールプレイヤーを殺そうとするかって?もちろん」とも話す。Kimochiの心の中はわからないが、ロールプレイヤーたちに平和な日々が戻ることを願いたい。

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