「PlayStation Now」、ソフトごとにプレイできるレンタルサービスでの販売を5月に終了予定。今後は定額サービスのみに移行へ


ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、PS3タイトルがPS4やPCでもプレイできる「PlayStation Now」において、レンタルサービスを終了すると発表した。販売は「90日間」が4月11日、「30日間」「7日間」「4時間」が5月18日に終了する予定となっている。

「PlayStation Now」では、ゲーム1本ごとに料金を支払いプレイするレンタルサービスと、期間中は対象タイトルをすべてプレイすることができる定額制サービスの2つが用意されていた(なおPC版「PlayStation Now」では、サービス開始当初からレンタルサービスは実施されておらず、定額制サービスのみが利用可能)。今回前者が終了したということで、今後「PlayStation Now」を利用したいプレイヤーは、1か月2315円(税別)か3か月5463円(税別)の利用料を支払うことになる。

個別のタイトルをプレイしたいプレイヤーにとっては不便となる今回のレンタル販売終了だが、1か月間の契約である程度プレイしたタイトルを遊び込む、といったプレイスタイルで対処することは可能だろうか。ただし定額制サービスでは、レンタルサービスでは販売されているタイトルがCEROなどの問題で一部プレイできない懸念点がある。たとえばPS3の代表的なアクションゲーム『God of War III』『The Last of Us』などは定額制サービスの対象タイトルとはなっていない。先に挙げた2タイトルはPS4向けにリマスター版も発売されているのでプレイできないということはないのだが、この辺りはなんらかのフォローがあれば嬉しいところだ。

なお「PlayStation Now」においては、今年2月にもサポート対象の機種をPS4/PCに集約するなど、サービス全体の構造改革が続いている(参考記事)。