『リーグ・オブ・レジェンド』次期パッチでARAMに大きな変更。来月初頭予定のミッドシーズンアップデートに向けた予告も

2017シーズンの折り返しである「ミッドシーズン」の大きなアップデートが予定されている5月を控えて、『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』を開発運営するRiot Gamesは、変更内容についての告知を始めている。次期パッチである7.8サイクルが始まって間もない4月6日に発表された、カジュアルゲームモード2つへの変更や、徐々に明らかになるミッドシーズンアップデートの内容について紹介する。

 

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ARAMとTT、2つのゲームモードへの変更

「ARAM」は「オール・ランダム・オール・ミッド」の頭文字を取ったもので、一本道のマップでランダムに選ばれたチャンピオンを用いて5v5の試合を行うカジュアルなゲームモードだ。社員のManWolfAxeBoss氏が自身のTwitterで明らかにしたところによると、このARAMと、さらに3v3マップである「ツイステッドツリーライン(TT)」に対する変更が7.8パッチで予定されている。

 

スーパーミニオン
・基本物理防御を増加:30→100
・基本ダメージを増加:180→306
・ゴールド増加ペースに若干の調整
・近くにいるスーパーミニオン以外のミニオンおよびチャンピオンに対して20%の移動速度アップを与える

近距離/遠距離攻撃ミニオン
・ゴールド・HPの増加ペースに若干の調整

オーラ
近くにいるミニオンが死亡した際、3ゴールドを獲得する

アイテム
・GP5(注:1秒当たり自動で5ゴールドを獲得するパッシブ)を持つアイテムを削除

生命の遺宝
・回復量の変更:一定量+レベルによる増加量→基本量+レベルによる増加量+失っている体力の2%

ミニオン/ウェーブ
・ミニオンの湧くタイミングが15秒早く(45秒より開始)
・砲撃ミニオンが最初のウェーブに湧くように
・砲撃ミニオンは3ウェーブに1回ではなく2ウェーブに
・ウェーブの湧き間隔が30秒から25秒に短縮

アシスト
・チャンピオンキルについてのアシストタイマーが10秒から20秒に
・タワー破壊についてのアシストタイマー10秒から30秒に

リコール
・リコールについてのツールチップを修正(リコールアニメーションが再生されるようになっている)
(以上、ManWolfAxeBoss氏のツイートより抜粋・訳)

 

日本サーバーにおいてツイステッドツリーラインのキューは常設されていないため割愛するが、ARAMについての変更は全体的に試合速度を速めるための調整になっている。この変更の意図についてリードゲームプレイデザイナーのMeddler氏は「ARAMはサモナーズリフトよりも展開が速いゲームを意図しているが、一部の試合で試合の速度が遅くなってしまいかねないため、この点を改善するための変更」と説明する。プレイするチャンピオンを任意で選択できないのがARAMではあるが、試合時間の短さや気軽に遊べるカジュアルさから、このゲームモードの愛好者は多い。一方で、ランク戦で使われるサモナーズリフトからはかけ離れた環境であるため、両方をプレイするのであれば前提となる環境の差に留意したい。

 

ミッドシーズンアップデートは大変革となるか?

『LoL』のシーズンは例年1月ごろより始まり、折り返しとなる5月ごろは「ミッドシーズン」と位置づけられている。この時期には折り返しを迎えるプロシーンの国際大会が開催されるほか、ゲームについてもプレシーズンと同様に大きな変更が施されるのが、ここ数年の恒例行事となっている。

Riot Gamesは数ヶ月前より、2017年のミッドシーズンアップデートの中核となる「タンクアップデート」についてたびたび言及している。このアップデートではタンククラス、すなわち頑丈な体と高い防御力で壁役を受け持つチャンピオンたちが大きくかかわるシステムがアップデートされる。今回スポットライトが当たるのは、先陣を切って敵中に飛び込む「ヴァンガード」と呼ばれるタンクたちだ。チャンピオン性能の変更だけでなく、体力・物理防御・魔法防御を増やすための「防御系アイテム」群にも、数値調整や新規追加等の変更方針も告知されはじめている。

もともと「立っている時間が長いというのは、敵を殴れる時間が長いということ」という傾向の強い『LoL』だが、マオカイやポッピーといった優秀なタンクがメタゲームで台頭していた今シーズン初頭の記憶は新しい。メイジやADCといった攻撃力が高いロールが集中攻撃をしかけてもなかなか倒れず、ダメージや行動阻害を撒き散らし続けるタンクたちは、そういったロールの愛好者たちに大きな不満をもたらした。Riot Gamesとしても「万能タンク」が幅を利かせる状況は看過できず、チャンピオンの直接的な強化・弱体化や攻撃系アイテムの調整を行い、ゲームの健全化に務めてきた。とはいえ既存のシステムの増改築ではいつか手詰まりになってしまう。メイジやアサシンに対して今まで行われた「クラス規模アップデート」と同様、タンクアップデートにおいてもタンクにまつわるシステムそのものを根本的に改革し、さらなる健全化と変化をゲームにもたらす狙いだ。

たとえば先月上旬にリワークが施されたチャンピオン「ガリオ」はチームプレイにおいて非常に強力なタンクに仕上がっているが、これはタンクアップデート後の状況を先行公開したものとも推測できる。実際、NA LCSキャスターのZirene氏は「ミッドシーズンが過ぎるまでガリオは競技シーンで使用不可」とツイートで言及している。新ガリオが現在のゲームの標準から外れたタンクであるならば、ミッドシーズンアップデート後の環境ではこういった強力なタンクが「標準的なタンク」となるのではないだろうか。ミッドシーズンアップデートの全容は、4月19日以降のPBEアップデートで明らかになっていくと思われる。今シーズンを締めくくる世界大会は、ミッドシーズンアップデート後の環境が整備された状態で開催される。どのような変化や適応が起こるのか、引き続き注目していきたい。

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