『ニーア オートマタ』が再浮上。先週のSteamセールスを観測する「振り返りSteam」


Steamストアにおける「全世界売り上げ上位」を観測し、チャートに浮上した最新作や注目作を独断と偏見で紹介する週間連載企画「振り返りSteam」。第三回となる今回は4月3日(月)から4月9日(日)のSteamランキング情報をお届け。

先週の売り上げチャートでは4月6日に拡張パックが発売された『Stellaris』が上位に顔を出していた。『Stellaris』は昨年5月に発売されたParadox Interactiveがおくる宇宙ストラテジーゲームで、新規タイトルとしてヒットを記録した。今回の拡張パック「Utopia」では巨大な建築物や「Ascension Perks」の導入、奴隷制度の強化など“理想郷”を実現するためのオプションが数多く用意されている。また拡張パックにあわせて本編でも「Bank Updates」が実施された。弊誌ではレビューも掲載している。

発売前ながらチャートにランクインし、すでにヒットの予感を漂わせているのは『Steel Division: Normandy 44』。開発を手がけるEugen Systemsは『R.U.S.E.』に携わったスタジオだ。戦いの舞台は、第二次世界大戦中のノルマンディー。プレイヤーはアメリカ軍やドイツ軍を指揮し敵国の撃破を目指す。バトルの流れは3段階に分かれており、時間経過とともに異なるユニットがアンロックされていく。こうした「絶え間なく変化する戦場を表現する」というコンセプトがユーザーの期待を集めているのだろう。

そのほか、面白い動きをしているのは『NieR:Automata(ニーアオートマタ)』。3月に発売された同作は、発売直後から好調なセールスを記録していると以前報じたが、発売から3週間経過した現在でも売り上げランキングの上位に顔を出している。マルチプレイが搭載されていないにもかかわらず、堅調な売り上げを推移しているのは、ゲーム内容が支持されている証といえるだろう。

トップの座に君臨し続けているのは『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』。破竹の勢いを見せており、Steamのマルチプレイゲームのなかで定番タイトルとなりつつある。先週発売もしくは正式リリースされたタイトルは以下のとおり。

4月4日 目指すは古代ローマ最強のグラディエーター。剣闘士養成シミュレーター『Domina』Steamにて配信開始
4月5日 中二病設定のらくがきノート内で戦う『ドローン・トゥ・デス』4月のPS Plusフリープレイとして配信開始
4月6日 破壊表現満載でドライバーも飛び出す過激レースゲーム『FlatOut 4: Total Insanity』Steamで発売開始
4月7日 プレイヤーの行動がパズルを解く鍵となり、また敵にもなる。『ECHOPLEX』Steamで早期アクセス販売開始
4月7日 攻めプレイ推奨の熱血縦スクロールSTG『バレットソウル -弾魂-』Steam版が配信開始
4月8日 『Bulletstorm: Full Clip Edition』がSteamで販売開始。『Bulletstorm 2』実現の可能性を評価するリマスター
4月8日 今度の『Zup!』は一味違う。新ギミックと実績(1043個)が盛りだくさんの最新作『Zup! Zero』が配信開始