『Pine』Kickstarterキャンペーンが成功、2018年末発売へ。生物が進化・退化する島で生き延びるオープンワールドゲーム

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オランダのインディースタジオTwirlboundは4月11日、オープンワールド・アクション・アドベンチャーゲーム『Pine』の開発資金を募るKickstarterキャンペーンの終了を報告した。初期目標金額の10万ユーロは無事達成し、最終的に4091人から12万1480ユーロ(約1425万円)を集める結果となった。

本作の舞台であるAlbamare島にはさまざまな生物種が生息しているが、その中にいる人類は食物連鎖の頂点に位置していない、いわばちっぽけな存在だ。この島ではほかにも優れた知能を持った生物種がおり、言語を獲得して独自の文化を築いている。人類は松(Pine)の森の奥深くに集落を造りひっそりと、しかし平和に暮らしていた。ある日人類に、その土地を追われる危機が訪れる。彼らは危険な森の外の世界に放り出されようとしており、それはすなわち種としての存続が危ぶまれる事態だ。主人公の少年「Hue」は人類が生き残る道を求めて、この島を生きた祖先の謎を探る旅に出る。

Albamare島は生きた世界として存在しており、そこで暮らす生物種もまたしかり。AIによって各々の関係性のなかで進化と退化を繰り返している。それはプレイヤーの関与の有無にかかわらず、島のどこかで常に起きていることだ。今回人類に訪れた絶滅の危機も特別な出来事ではなく、この島で暮らす生物種には等しく直面する可能性があるものだ。プレイヤーとほかの生物種との関わりの中では、ギブアンドテイクの関係を築いたり、あるいは敵対して絶滅に追い込むこともできる。本作は前述したような大きなストーリーがあり、その結末も用意されているが、そこまでの道のりはプレイヤーごとにまったく異なるものになるだろう。

今回のKickstarterキャンペーンではいくつかストレッチゴールも用意されていたが、そのうち「Arena Game Mode」の実装が決定している。これはあらゆる武器を使ったバトルが楽しめるモードになるという。本作のAIは、バトルにおいてはプレイヤーの動きを学習して応戦するよう設計されるとのことで、そのAIの出来次第では歯ごたえのあるゲームモードになりそうだ(関連記事)。

本作は今後Square Enix Collectiveのサポートを受けながら開発を進められ、2018年第4四半期にWindows/Mac/Linux向けに発売予定。またTwirlboundは、Nintendo Switch/PlayStation 4/Xbox One向けの発売も希望しており、パートナーとなる企業が現れることを期待しているとのことだ。

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国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。