自分だけの魔法を生成する魔女っ子アドベンチャー『Mages of Mystralia』Kickstarterキャンペーン成功


カナダの開発会社Borealys Gamesが開発する『Mages of Mystralia』のKickstarterキャンペーンが終了し、4912人の支援者から23万4238カナダドル(約1900万円相当)を集めることに成功した。初期目標資金額の2万5000ドルは最初の14時間で突破。最終的に10個のストレッチゴール全てをクリアしている。出資者向けのベータ・テスト版は4月21日より配信される予定だ。

またKickstarterキャンペーン中には、魔法生成システムのチュートリアル、本作の脚本を担当したエド・グリーンウッド氏(『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の「Forgotten Realms」キャンペーンセッティングを手がけた人物)による7エピソード分のQ&A動画、そして「ビデオゲームオーケストラ」が演奏するサウンドトラックのメイキング動画が公開されている。

本作は魔法使いとして生まれた少女「Zia」の旅路を追うアクション・アドベンチャーゲームである。最大の特徴である「スペル・クラフト」は、100万通り以上あるという組み合わせの中から独自の魔法を生成するシステム。4種類の基本魔法に、発生条件、挙動、効果を指定するルーン石を加えることで新たな魔法が生まれていく。試行錯誤するうちに思わぬ発見に出くわすこともあるだろう。なお、仮に強力な「壊れ」性能の魔法が見つかったとしても、バグやクラッシュにつながるものでなければ修正しない方針とのことだ。

Kickstarterキャンペーンのストレッチゴールに関しては、正式リリース時に「Trial of the Mage」が実装される。こちらはウェーブ形式で襲いかかる敵を、適切な魔法をクラフトすることで倒し切るモードだ。また正式リリース後には4種類のルーン石が追加される。敵が範囲内に入ったタイミングで魔法を発動させる発生条件ルーン「Trespass」や、魔法に当たった物体をノックバックする挙動ルーン「Push」など、どれもスペル・クラフトの可能性を広めてくれそうなものばかりだ。その後も2種類の新アイテム(魔法の杖)、高難易度の「HARDCORE」「ARCHMAGE」モード、さらには「SPEEDRUN」用のモードが段階を踏んで追加されていく。

『Mages of Mystralia』のリリース時期は2017年第2四半期を予定。対応言語は英語・スペイン後など7ヶ国語に対応するが日本語は含まれていない。対象プラットフォームはPC(Steam)およびPlayStation 4/Xbox Oneで、Nintendo Switch版に関しても検討中とのことだ。