『Party Hard 2』無料アルファ版公開。ボーナスをカットされた社員が企業パーティで大暴れ


tinyBuild Gamesは4月24日、ウクライナのインディーデベロッパーPinokl Gamesが開発する『Party Hard 2』の無料アルファ版を公開した。アルファ版にはナイトクラブを舞台としたレベルが含まれており、公式サイトの「Sign-Up For the Alpha」から登録することでダウンロードリンクを取得できる(Windows/Mac対応)。同時に公開された以下のゲームプレイ動画からも、前作からの変更点を確認できる。

前作『Party Hard』は全米各地のパーティ会場を巡り、踊り狂うパーティ・ピープルを影からナイフで刺殺したり、ガス缶に誘い込んで焼殺したりと、即席のデストラップにより騒音の発生源を根絶やしにするサイコな2Dステルス・ストラテジーゲームであった。今回もゲームプレイの中核部分はそのまま。物語は冬季ボーナスをカットされた会社員が企業パーティーで暴動を起こすという設定だ。

続編で一番目につきやすい変更点は、前作の2Dではなく2.5Dピクセルアートを採用している点だろう。2Dのキャラクターと3Dの背景画が組み合わさっており、そこに物理演算が加わることでデストラップの演出がダイナミックになっている。背景を3Dにすることでフロアの階層を把握しやすいという利点もありそうだ。さらに今回は「Party Vision」という新機能が備わっており、使えるトラップや死体の隠し場所がどこにあるのか一目で分かるようになった。初見時にステージ構造やギミックを把握しきれないストレスは軽減されるだろう。

また新機能として持ち歩けるアイテムが3種類に増えたこと、範囲攻撃の「Insta-Kill」が導入されたことにも言及しておきたい。とくに「Insta-Kill」は手詰まりになった際の救済措置としても期待できる。ステージのクリア条件は前作の「一人残さず倒す」ではなく、あらかじめ決められたターゲットを排除するだけでよい。これまで通り会場が静まり返るまで殺戮を続けてもよいし、目標対象だけを捉える暗殺ミッションとして楽しむことも可能だ。

『Party Hard 2』の対象プラットフォームはPC。公式サイトでは19.99ドルにて事前予約を開始しており、購入者は今後更新されていく最新アルファ版ビルドへのアクセス権を得られる。