『Halo 6』がE3で披露されないことを343 Industriesが認める。ただし小規模な関連作品が発表予定


マイクロソフト傘下で『Halo』シリーズを手がける343 Industriesのコミュニティ・マネージャーBrian Jarrard氏は5月12日、今年のE3ではシリーズのナンバリング最新作、つまり『Halo 6(正式タイトルは未発表)』にあたるタイトルを披露しないことをRedditで明らかにした(氏のユーザー名はske7ch343)。

今年はFPSの『Halo』の発売が予定されていないことは、マイクロソフトのXbox事業責任者Phil Spencer氏が認めていたため、E3で『Halo 6』が発表されないことは驚きには値しない。E3の次の大きな機会となれば8月のgamescomだが、Jarrard氏はそこでの発表も否定している。前作『Halo 5: Guardians』では、マルチプレイベータテストの実施がgamescomで発表された経緯がある。

では、今年のE3では『Halo』の新作は何もないのかというと、そうでもないようだ。Jarrard氏は、343 Industriesは“なにか小規模なもの(a little something)”をE3で披露するとコメントしている。『Halo Wars 2』のようなスピンオフタイトルなのか、あるいはゲームとは違う別のなにかなのか。FPSの『Halo』ではないとすれば、過去作のリマスターの線は消えるのだろうか。ちなみに、今年4月にAMDがイベントで披露した「Radeon RX Vega」用の映像に『Halo 3』のイメージが使用されていたことから、同作のPC版やリマスターの発売が噂されたが、これについてはJarrard氏が明確に否定していた

Spencer氏はPC Gamerの取材に対し、『Halo 6』はXbox Oneだけでなく、Windows 10向けにも発売することを概ね認めており、PC向けとしては『Halo 2』以来として期待されている(前作『Halo 5』もリリースされたが、レベルエディタのForgeに機能が絞られていた)。343 Industriesのフランチャイズ・ディレクターFrank O’Connor氏はgamesTM誌のインタビューの中で『Halo 5』を振り返り、シリーズの絶対的な主人公であるマスターチーフを、追われる立場に置くことでサプライズを狙ったが、彼がストーリーの中心にいなかったことでファンをガッカリさせたとし、同作からは多くのことを学ばされたと語っている。次回作ではふたたびチーフを中心とした物語が描かれるのかもしれないが、そのお披露目はもうしばらく先になるようだ。