Unreal Engine 4が4.16へアップデート、Nintendo Switchへ完全対応。無料版ユーザーもSwitch向け機能が利用できるように

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Epic Gamesは、ゲームエンジンUnreal Engine 4をバージョン4.16へアップデートしたと発表した。4.16にはさまざまな新機能が搭載されているが、Nintendo Switch向けのすべての機能がネイティブサポートされたことがひとつの目玉だろう。Epic Gamesは、2月に公開したバージョン4.15アップデートにてUnreal Engine 4のNintendo Switch向けの試験的なサポートを導入したが、4.16バージョンではフルサポートしている。

サポートの代表としてあげられるのが、無料版ともいえるEULA版のユーザーが、Unreal Engine 4のNintendo Switch向け機能を利用できるようになったことだ。これまでのNintendo Switch向けサポートは、はEpic Gamesとカスタムライセンス契約や評価契約をしていた開発者を主な対象としていたことに対し、バージョン4.16ではEULA版でゲーム開発をおこなう個人開発者にもそうした機能が提供される。

ただ、こうしたEULA版にてNintendo Switch向け機能を利用するには、一定の手順をこなす必要がある。まずNintendo Developer Portalへ登録し、任天堂からNintendo Switchの開発ライセンスを得た後、Epic Gamesのコンソール開発リクエストフォームから申請をおこない、両社と契約をかわすことが求められる。

今回のアップデートにともない、UE4フォーラムにて「Nintendo Switch UE4開発者向け掲示板」が新設されたことも発表されている。こちらの掲示板は、前述の契約者のみ閲覧できる掲示板で、トラブルが発生した場合にはコミュニティのサポートを受けることができるという。

Unreal Engine 4のNintendo Switch向けサポートの具体的な内容について知りたい方は、先日開催されたUnreal Fest West ’17のセッションレポートを参考にしてほしい。

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