やさしいシンセポップに乗せて癒しを届ける脱衣シューティング『DEEP SPACE WAIFU』198円で登場

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バッド・アスなクマさんがエイリアンを退治するついでに女の子の服を脱がしていく縦スクロール・脱衣シューティング『DEEP SPACE WAIFU』がリリースされた。対象プラットフォームはPC(Steam)。定価は198円で、6月15日までのプロモーション期間中は30%オフの138円で販売中だ。言語は英語と日本語に対応。開発を担当したのは3人チームの「Neko Climax Studios」である。

『DEEP SPACE WAIFU』はクラシックな国産脱衣シューティングの香りが漂う作品であり、なかでも服の脱がし方やステージの使い方は、海外でも一部で知られている『Sentimental Shooting』に近しいものを感じる。バックグラウンドで流れる古き良きシンセポップは聴き心地がよく、曲数こそ少ないものの本作のアピールポイントと言える。女の子は抜群に可愛いというよりは、シンセポップの時代に合わせるような、懐かしさを感じさせるテイストになっている。素敵なBGMとやさしい仕草の女の子たち。この2つがプレイヤーに癒しのひとときを届けてくれる。

最高の「Waifu」を求めて銀河を駆け回る主人公キング・ベアは、スマートフォンの「超銀河間デートアプリ」で女の子たちプロフィールを吟味し、お気に入りの「Waifu」候補を見つけてはデートに誘っている。本作の敵は、どういうわけかデートのたびに急襲するエイリアンたち。キング・ベアは彼らを撃破しつつ、女の子の安全を守る……のではなく、どさくさに紛れて衣類にダメージを与え、生まれたままの姿になるまで一枚ずつ服を剥がしていく。

シューティングゲームとしては極めてオーソドックスなつくりとなっており、通常射撃と必殺技(爆弾またはスローモーション)で攻撃し、敵を倒すたびに出現するスターを集めることでスコアを伸ばしていく。パワーアップはミサイルとレーザー、キング・ベアのライフは1ステージにつき4機。ステージクリア時のスコアに応じて星1つから5つの間でランクが決まり、一定数の星を集めると新しい女の子(ステージ)がアンロックされる。難易度は低めで、一通りステージをクリアし終えるまでの所要時間は1時間から2時間ほどである。

脱衣演出に関しては、スカートを撃つたびにヒラヒラとめくり上がるチラリズムや、シャツのボタンが徐々に外れていく焦らし演出といった基本を押さえている。惜しむらくは、女の子のポーズが大きくわけて3種類と少ない点か。なお通常ステージで脱がせられるのは上着、靴下、アクセサリーまで。そこから先は「親しくなりすぎ注意報」とともに来訪するボス戦で剥がせるようになる。脱衣要素はスコアから切り離されているため、何から何まで剥ぎ取る必要はない。好みの破れ具合をキープしたままクリアしても最終スコアに影響は出ない。また初期設定では一部の部位が描き込まれていないが、ヌードパッチを適用することで、より細やかな描写が追加される。

登場する女の子は10人とも個性豊か。漫画家志望の女子高生・友子は「18歳だけど、存在している漫画を今まで全部読んできた」という夢に向けてまっしぐらなキャラクターである。職業欄に「サイコ」と記載しているユミは、「君の顔から目玉を引っ張りたくなるくらいかわいいわ!」というヤンデレ臭がプンプンするメッセージを送ってくる。ハッシュタグは「もう帰らない」「ずっと一緒に」「拷問」だ。

このプロフィールを読んでデートに誘いたいと思うキング・ベアは強者だ
ステージクリア後にはフリースクロールおよびスナップショット画面で脱衣結果を確認できる

そのほかにも、優等生タイプの片桐みつみ、大型ロボットのパイロット・ニキータ、秘書のミサコ、語尾が猫語の不思議ちゃん・猫姫と、彼女たちのプロフィール欄を眺めるだけでも癒される。貞操の固い「宇宙姫様」立花レミに関しては、ステージ中にちょっとしたシークレットが隠されているのでお楽しみに。

本作は198円という価格設定からも想像できるようにコンテンツ量は決して多くないが、ひと時の癒しを求めている方にはオススメしたい作品だ。パブリッシャーのHammerfist Studiosによると追加コンテンツを検討中とのことで、今後の展開にも期待したい。

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