『PUBG』ゾンビモード導入へ。Twitch配信者のカスタムモード動画から影響を受けて


Blueholeは6月14日、『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』(以下、PUBG)にてゾンビモードの導入に向けて準備を進めている旨を発表した。通常のゲームモードとは別に用意されるもので、Twitterの公式アカウントよりゾンビ用の攻撃・噛みつきモーションを紹介する動画が公開されている。

『PUBG』は配信文化との親和性が高い作品であり、Blueholeも公式サイトやソーシャルメディア上でのプロモーションの一環として有名配信者たちの動画を扱っている。とくに「Battleground Partner」となったTwitch/YouTube動画配信者には、ゲームルールを調整できるカスタムサーバの管理権、新機能への先行アクセス権、Bluehole公式によるプロモーションなどコミュニティの活性化に役立つ特典が複数付いてくる。今回のゾンビモードも、そうした「Battleground Partner」たちがカスタムサーバ上で開催している「ゾンビモード」からインスピレーションを受けて開発に着手したものだ。

カスタムサーバでは分隊人数、スポーンする武器・車両の種類、スポーン確率、競技エリア縮小スピードなどを調整できる。これにより車両のぶつけ合いだけで敵を倒す世紀末なデモリッション・ダービー、拳限定のポチンキ・ファイトクラブ、一人称視点限定のスナイパー勝負など、通常のゲームモードとはまた違った楽しみ方がなされている。なかでも人気なのが、1つの分隊を除く90数人がゾンビになりきって、近接武器限定で生存者役のプレイヤーに襲いかかるゾンビモード。基本的には動画配信者が生存者役、視聴者がゾンビ役としてプレイされている。

配信者によっては「生存者側は1人称視点限定」「回復アイテム使用不可」といった独自ルールを設けることで臨場感を高めている。ちなみにカスタムモードに生存者・ゾンビで仕様を変える項目があるわけではなく、参加者の良心により成り立っている。ゾンビ役でプレイしている視聴者がボイスチャットでうめき声をあげたりと、「観て楽しいコンテンツづくり」には参加者のロールプレイが欠かせない。

『PUBG』公式のゾンビモードのルール・導入時期は不明だが、コミュニティ内だけでなく野良でプレイしても楽しいゾンビモードになることを期待したい。