Nintendo Switch版『スカイリム』のパブリッシャーは任天堂に、Bethesdaは任天堂に販売を託す

 

海外向け任天堂公式のE3特設ページには、さまざまな出展タイトルが表示されている。その中のNintendo Switch向け『The Elder Scrolls V : Skyrim(以下、スカイリム)』のページにて、任天堂が同作のパブリッシングを担当することが明かされている。

該当ページの上部には、パブリッシャーが任天堂、そしてデベロッパーがBethesda Game Studiosであると記されている。Bethesdaは言わずと知れたメガパブリッシャーであり、『スカイリム』のような自社開発タイトルは、開発元をBethesda Game Studiosとし、パブリッシャーをBethesda Softworksが担当するという形でゲームを販売してきた。同社が自社開発タイトルのパブリッシングを他社に任せるというケースはまずない。今回任天堂がパブリッシャーを担当するのは極めて稀なケースといえるだろう。

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任天堂がNintendo Switch版『スカイリム』のパブリッシャーを担当するということは、販売やプロモーションなど多岐にわたる部分を任天堂が担うことを意味する。任天堂はこれまでにも『レイトン教授』シリーズを代表に数々の他社パブリッシャータイトルの海外および国内販売を担当してきた実績がある。こうした動きは、他社タイトルの販売をサポートする意味合いがあると推測でき、『スカイリム』もそうしたサポートを受けることになるのだろう。

Nintendo Switch版『スカイリム』は、昨年10月のNintendo Switchが初めて披露された際にも大々的に取り上げられており、任天堂にとって重要な位置付けのタイトルとなっているのは間違いない。パブリッシングを担当するという点からも、そうした姿勢が垣間見える。

先日には、同作のトレイラーにて『ゼルダの伝説』のリンクの衣装や「マスターソード」が登場することも明かされていた『スカイリム』。国内向けの販売においても任天堂がパブリッシャーをつとめるのだろうか。今後の続報に期待したい。