『Extinction』ゲームプレイ映像公開。壁に守られた人類をオーガの進軍から守るアクロバティックな3Dアクション


E3 2017の開催にあわせて、Iron Galaxy Studiosの最新作『Extinction』のゲームプレイ映像が公開された。本作は6月1日に正式発表された3Dアクションゲーム。プレイヤーは超人的な身体能力を持つ戦士として、人間の何倍もの体積を誇る巨大なオーガたちの侵略から、壁に囲まれた街で暮らす人類を救う。

はるか昔、人類は「Ravenii」と呼ばれるオーガ軍との全面戦争を繰り広げていた。いつしか攻撃の手が止まり、人類はオーガの脅威から解放される。その後は何世紀もの間、人間同士の争いに時間を費やしていた人類。平民たちは円形の壁に囲まれた街で平和に暮らしていた。だが彼らの記憶からオーガの存在が消え始めたころ、再びオーガが人間の街を襲うようになった。備えを怠っていた人類にとって、もはやオーガと互角に戦える戦士は主人公「Avil」ただ一人。「Avil」は単身でオーガの侵略を食い止めるべく、剣と鞭を手に取る。

今回のゲームプレイ映像では、ガーゴイルやゴブリンといったミニオンを退治しながら、難敵オーガをテイクダウンする様子が描かれている。オーガの四肢は切断しても時間経過とともに再生されるため、とどめを刺すには首を切り落とすしかない。まずは鎧を破壊し、特定部位に損傷を与えバランスを崩す。続いて背中をよじ登り頭部にたどり着いたら華麗なフィニッシュムーブを放つ。オーガの攻撃は一度でも受けると即死となるため油断は禁物だ。なおオーガの装備品、攻撃パターン、アビリティの組み合わせは自動生成とのこと。毎回同じ手順で倒せるわけではない。

もう一つのアピールポイントは、多彩なアクションを駆使したアクロバティックな動きにある。二段ジャンプ、ウォールラン、グライディング、さらには鞭をグラップリングフックのように使って空中移動するなど爽快感のあるゲームプレイが期待できそうだ。50メートル近い建物を素手で駆け上がることも可能。ミニオンとの戦闘中も打ち上げ攻撃、空中攻撃、地面への叩きつけ、攻撃キャンセルからの回避といったスピーディーなアクションが展開される。

Iron GalaxyのDave Lang氏は「E3 PlayStation Live」のインタビューにて、「『ワンダと巨像』からインスピレーションを受けたとのことですが、他に影響を受けた作品はありますか」という質問に対し、「『ワンダと巨像』と格闘ゲーム(事前の質問では例として『Killer Instinct』に言及)を組み合わせたものですよ。「進撃の巨人」について聞かれることが多く、もちろんその作品の存在は知っていますが、「進撃の巨人」がなくても同じゲームをつくったでしょう」と回答している(該当箇所は以下動画の1:06:40より)。

巨人対人類という構造、壁に囲まれた街、アクロバティックな移動手段など「進撃の巨人」との類似点があるかもしれないが、影響は受けていない

『Extinction』のリリース時期は2018年初頭。対象プラットフォームはPC(Steam)およびPlayStation 4/Xbox Oneとなっている。現時点ではシングルプレイのみを想定しており、ストーリーモード、デイリーチャレンジ、マップ作成モードなどが含まれる予定だ。

【UPDATE 2017/6/15 14:45】 本文を一部加筆・修正しました。