Ubisoft出身者らが手がける『Unruly Heroes』が発表。西遊記をテーマにした4人協力プレイ対応アクションゲーム


Magic Design Studiosは6月13日、『Unruly Heroes』をPC/Nintendo Switch/PlayStation 4/Xbox One向けに発表した。本作は、日本でもおなじみの中国の小説「西遊記」から影響を受けたアクション・アドベンチャーゲームだ。

西遊記がテーマということもあり、プレイアブルキャラクターには孫悟空・三蔵法師・猪八戒・沙悟浄らが登場する(ゲーム内での実際の名前は不明)。ゲームは2.5Dの横スクロール・アクションで、幻想的な森の中を進みながら、立ちはだかるモンスターと戦うというオーソドックスなもの。しかし美しい手描きグラフィックと、滑らかかつ激しいアクションが目を引く。

それぞれのキャラクターは特徴ある武器やスキルを持っており、孫悟空は軽快な身のこなしと伸びる如意棒を武器に戦う。三蔵法師は、数珠をイメージしたような複数の光の珠を自由自在に操る魔法のような攻撃をする。猪八戒は、大きなお腹を膨らませて空中を浮遊したり敵を弾き飛ばしたり、見た目どおりの技を持っている。そして沙悟浄は、己の拳のみで戦うパワフルなキャラクターだ。沙悟浄は日本ではカッパとして描かれることが多いが、本作での紅い髪と青い肌の男は、本来のイメージといわれるものに準じた表現である。

本作は最大4人でのオフライン協力プレイに対応するほか、オンラインでは高低差のあるステージで対戦プレイを楽しめる。幻想的で美しい手描きグラフィックの中での協力アクションは、Frozenbyteの『Trine』シリーズを思い起こさせるが、本作はどちらかというとパズル要素よりもアクションに重きを置いているようだ。

Magic Design Studiosはフランスに拠点を置くインディースタジオで、本作は彼らの処女作となる。メンバーは『Assassin’s Creed』や『Ghost Recon』『Splinter Cell』などを手がけた経験を持っているということで、Ubisoft出身者で構成されているようだ。本作については、まだあまり情報が公開されていないが、経験ある開発者らが手がけるとあってクオリティの高いものに仕上がるよう期待したい。『Unruly Heroes』は現在開催中のE3 2017にプレイアブル出展されており、2018年前半の発売が予定されている。