西部劇MMO『Wild West Online』初のゲームプレイ映像公開。限定特典付きの事前予約も受付中


612 Gamesは7月10日、『Wild West Online』の最新ゲームプレイ映像を公開した。本作は2017年5月に正式発表された1人称/3人称視点の西部劇MMOゲーム。コンソール向けに発売された『Red Dead Redemption』のような西部劇オープンワールドを、PCで体験したいゲーマーに向けたプロジェクトである。当初はKickstarterキャンペーンにて出資を募る予定だったが、発表時に好評を集めたことから、既存の出資者から追加資金を得ることに成功。Kickstarterキャンペーンおよび早期アクセス・プログラムを利用せずに開発を進めることとなった。

今回のゲームプレイ映像では、性別・肌色などを選択できるキャラクターカスタマイズ画面、本作の世界で起きている事件やイベントに触れる町の掲示板、さまざまな娯楽を提供するサロン、そして賞金首を狙うクエストの様子などが紹介されている。サロンでは酒をたしなむことは勿論のこと、NPCからのクエスト受領、ポーカーやルーレットといったギャンブル、客との乱闘、さらにはサロン2階に女性像のアイコンを表示するとともに「他の娯楽も用意しています」と大人なアクティビティの存在もほのめかされている。なお映像はプリ・アルファ段階のものであり、最終的なクオリティを示すものではない。

動画後半では、保安官のオフィスに張り出された「MOST WANTED」リストからバウンティハントのクエストを受領。乗馬して荒野を駆け巡り、小屋またはキャンプ地での休息を挟みつつ、目的地へと向かい、他プレイヤーと協力しながら賞金首を襲う様子が描かれている。なお賞金首はNPCとは限らない。本作には評判(レピュテーション)システムが存在し、強盗・殺人などにより悪評を集めた他プレイヤーを狩ることでも報酬を得られる。

PvPとPvE、両方のコンテンツが用意される『Wild West Online』。隠された財宝を探すトレジャーハンター、賞金首を狙うバウンティハンターとして名声を上げるもよし、アウトローとして悪行の限りをつくすもよし。争いごとを避けたければ農場を買い、他プレイヤーやNPCに商品を売ることで生計を立てることも可能だ。クランシステムにより共通の目的を持ったプレイヤーと協力し合うこともできる。さらに正式リリース後のアップデートでは、カスタマイズ可能な住居、他プレイヤーから銀行や市長を守る防衛ミッション、列車強盗(本作におけるレイド)、メキシコを元にしたエリア追加などが予定されている。

『Wild West Online』の対象プラットフォームはPC(Windows)。本稿執筆時点では、値引き価格で購入できる事前予約を受付中。19.99ユーロの「Townie」、39.99ユーロの「Pioneer」、59.99ユーロの「Collector」と3つのバージョンが存在し、バージョン問わず予約購入者にはクローズド・ベータテストへのアクセス権が付与される。「Pioneer」または「Collector」を予約した方は、クローズド・アルファテストへのアクセス権も得られる。そのほか7月20日までに予約購入した方には、期間限定特典として各種コスメアイテムも送られる。

予約購入者向けのクローズド・アルファテストは2017年夏、クローズド・ベータテストは2017年秋に実施。正式リリースは2017年12月を予定している。