魔法使いオンリーのマジカル・オンラインRPG『Citadel』発表。空を飛び同盟を組んでドラゴンを討て、城を建てる築城要素も

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「Blue Isle Studios」は、サンドボックス型の大規模オンラインRPG『Citadel: Forged With Fire』を正式発表した。対象プラットフォームはPC(Steam)/PS4/Xbox Oneで、Steamでは7月26日から早期アクセスでの販売が予定されている。ゲームエンジンはUnreal Engine 4を採用。本作は魔法使いに焦点を当てたタイトルとなっており、プレイヤーは名声と権力を手に入れるため、巨大なドラゴンを狩ったり、ほかのプレイヤーと同盟を組んだり、各地を冒険したりすることになる。

ゲームの舞台となるのは、36平方キロメートルにもおよぶ広大な世界「Ignus(イグナス)」。イグナスには広大な平原から森林に山岳、さらには沼地にツンドラとさまざまな地形が存在している。各地には洞窟や古代の遺跡も位置しており、そこには強力な遺物が眠っているそうだ。なお参考として、『The Elder Scrolls IV: Oblivion』のマップサイズはおよそ41平方キロメートルとなっている。

まず目を引くのは本作のテーマである「魔法」を使ったダイナミックなゲームプレイで、プレイヤーはほうきにまたがって空を飛んだり、馬からドラゴンまで多彩な生物を「Pacify」の呪文で飼育したりすることができる。トレイラーではこの他にも、「Telekinesis」で城の一部を持ち上げて投げたり、「Conflagration」の魔法で空から流星を落として建築物を破壊するといったシーンが確認可能で、建築物に関しては動的な物理エンジンによる自由度の高いサンドボックス性がうかがえる。

本作でひと際目を引く「空を飛ぶ」要素。ほうきに乗るだけでなく、ドラゴンや巨大ワシを飼って騎乗したり、錬金術で強力な秘薬を作ったりすることでも飛ぶことができる
本作には動的なルートシステムが搭載されており、アイテムドロップには無限の多様性があるという。魔法使いが主役だが、マジック効果が付与された剣や斧なども存在する

このほか、本作の目玉の1つとなっているのが「築城要素」。ゲーム内には数百種類のパーツを備えた建築エディターが存在しており、プレイヤーは集めた資源を消費して思い思いの拠点を築くことができるという。また、建築した拠点は自分だけでなく仲間たちのものでもあるそうで、ほかにも「敵の要塞と戦う」といった言及もある。同期できるプレイヤー数など詳細はまだ明かされていないが、大規模オンラインRPGということで、ほかのプレイヤー同盟と戦う攻城戦的な要素も盛り込んでいるのかもしれない。

「Blue Isle Studios」は、2013年に一人称視点ホラーゲーム『Slender: The Arrival』をリリースしたことで知られるカナダのスタジオだ。2016年には空中を自由自在に駆け巡る一人称視点アクション『Valley』を発売しており、アクションゲームの開発もすでに経験している。ただし、オンライン要素のあるタイトルは本作『Citadel』が初となる。同スタジオは今回の発表にて、可能な限りクールなファンタジーゲームを作るために、ぜひ早期アクセスに参加して欲しいと伝えている。

『Citadel』は8か月間から12か月間にわたり早期アクセスが継続される予定で、フルローンチは2018年初旬を予定。この記事にて伝えた各種要素はすでに搭載されており、今後は新規コンテンツや既存システムの拡張、またバグの対処などを続けていくという。早期アクセス版は割り引き価格にて提供されるとのことなので、興味があるユーザーはチェックしておこう。

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