メトロイドヴァニアACT『Sundered』Steam/PS4で国内発売開始。異形のモンスターの大群を前に、穢れた力と人間性を天秤にかける

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Thunder Lotus Gamesは7月28日、メトロイドヴァニア・アクションホラーゲーム『Sundered』をSteam(Windows/Mac/Linux)とPlayStation 4向けに国内発売した。価格はSteam版が1980円(8月4日までは1782円で購入可能)、PS4版は1990円。架け橋ゲームズのローカライズにより日本語表示にも対応している。

本作の主人公は、荒廃した世界に生きる女性「Eshe(エシ)」。彼女は砂嵐が吹き荒れる砂漠を彷徨っていたところ、突然何者かに捕らえられ絶えず変化し続ける謎のダンジョンへ送り込まれる。どこからともなく彼女に語りかける声は、エシの未来に邪悪なる目的を感じると警告。また、エシは意味もなくここへ連れてこられたわけではないと述べ、このダンジョンを生き抜くための力を彼女に授ける。

ゲームでは、穢れた過去の遺物「エルダーシャード」を探すためダンジョンを探索することになる。道中ではもちろん敵と戦うこともあるが、本作では所定の場所に敵が配置されているのではなく、異形のモンスターが定期的に大量に押し寄せてくる形になっており、ローリングでうまくかわしながら攻撃を当てていく。もし力およばず死んでしまった場合は、ダンジョンの最初の地点である「トラペゾヘドロンの樹」と呼ばれる場所に戻され、ダンジョンの構造は自動生成で組み替えられる。ただし、ボスの部屋など重要な部屋の位置は変わらない。

トラペゾヘドロンの樹

トラペゾヘドロンの樹はスキルツリーになっており、ここで道中で得た新たな能力を装備したり、それまでの戦いで入手した「シャード」と呼ばれるアイテムを消費して、新たなスキルやステータスアップをアンロックすることが可能。また、強大なボスを倒して旅の目的であるエルダーシャードを入手した場合は、それを捧げるか破棄することができる。捧げた場合は強力な能力を得ることができるが、それと引き換えにエシの人間性を犠牲にすることになる。一方、エシの正気を保つためエルダーシャードを破棄した場合は、トラペゾヘドロンの樹が成長してスキルツリーに新たなルートが形成される。本作は「Resist or Embrace(抵抗するか、あるいは受け入れよ)」というテーマが設けられており、この選択によってエシの物語の結末は変化していく。

本作は、今年1月に実施したKickstarterキャンペーンで目標の4倍の出資金を集めることに成功し、開発が進められてきた。カナダに拠点を置くインディースタジオThunder Lotus Gamesは『Jotun(ヨトゥン)』を手がけたことでも知られており、同作では手描きグラフィックの滑らかなアニメーションや巨大なボスとの戦いが印象的だった。『Sundered』で描かれる異形のモンスターやボスとの戦いやその表現は、彼らの長所が存分に活かされており一見の価値ありだ。

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