アクションRPG『Immortal: Unchained』がPC/PS4/Xbox One向けに発表。“Souls-like”にTPSを導入するSFハードコアシューター


イギリスのパブリッシャーSold Outは8月22日、Toadman Interactiveが開発するアクションRPG『Immortal: Unchained』を発表した。プラットフォームはPC(Steam)/PlayStation 4/Xbox Oneで、2018年第2四半期に発売予定。本作は「Souls-like」ジャンル、つまり『Demon’s Souls(デモンズソウル)』や『DARK SOULS(ダークソウル)』シリーズから影響を受けたゲームで、独自要素を盛り込むことでオリジナリティを出しているという。

本作の舞台は宇宙規模の大異変により崩壊の危機にある、Cosmosと呼ばれる未来のファンタジー世界だ。主人公の男は永遠の牢獄に囚われていたところ、ある日突然釈放され、世界の崩壊までもう時間がなく力が必要だと告げられる。記憶をなくしていた彼は自分が誰なのかすら分からないまま武器を手にし、地下世界から解き放たれた謎の敵と戦うことになる。

本作のゲームプレイはTPS、つまり銃を武器に戦うという「Souls-like」ゲームとしては珍しいスタイルを採用している。使用できる銃器は100種類以上にのぼり、中にはプラズマや酸を撃ち出すなど特殊な銃もある。また、ゲームスタート時に6種類から選択する主人公の専門分野や、キャラクターカスタマイズによってバトルの幅が広がる。銃を使用するということは敵との間合いを比較的大きく取った戦い方が想像されるが、一方の敵は近・中距離の打撃攻撃を中心に攻めてくるという。プレイヤーは主人公の機動力を活かして、うまく攻撃をかわしながら弾を撃ち込んでいかなければならない。

そして「Souls-like」を名乗っているからには、もちろん数多の死は免れない。やはり本作も難易度を高めに設定しているそうだ。主人公はMonolithと呼ばれる古代の遺物に護られており、死んでしまってもその不思議な力によって復活することができる。ただし、それまでのゲームプレイで獲得したアイテムなどは、敵にやられた場所に置いてくることになる。そしてふたたびその場所を訪れて、前回の経験をふまえて復讐を果たすという繰り返しが本作のゲームプレイの基本で、それがプレイヤーの成長へと繋がっていく。

Cosmosには9つの世界があり、それぞれはStreamと呼ばれる複雑なネットワークで繋がっている。プレイヤーはさまざまなミッションをこなしながらこの世界を探索し、Cosmosを崩壊から救うために必要な武器や装備を集めていく。そして探索をする中では、この記憶をなくした囚人がなぜCosmosを救うための力として必要とされているのかも明らかになっていく。ただし、そういった本作の物語はプレイヤーが能動的に探し求めないと、すべてが語られることはないという。なお、そのストーリーは『Battlefield 1』や『The Witcher』『Killzone: Shadow Fall』のライターが手がけているそうだ。

本作を開発するToadman Interactiveはスウェーデン・ストックホルムに拠点を置くインディースタジオで、『Fable』や『Just Cause』などに携わった経験を持つスタッフが所属している。これまでに『Dead Island』シリーズや『Warhammer: Vermintide』などの開発に参加しながら実力をつけてきた。そして、この『Immortal: Unchained』が同スタジオにとって初のオリジナル作品になるという。