ゲーム周辺機器メーカーNACONは8月23日、PlayStation 4/Windows/Mac用有線コントローラー「REVOLUTION PRO CONTROLLER 2」を発表した。今年夏に発売予定で、価格は後日発表とのこと。同社は昨年「REVOLUTION PRO CONTROLLER」を発売しており、本機はそのバージョンアップ版だ。eSports選手によるテストを重ねて開発されているPS4オフィシャルライセンス商品である。
PS4用コントローラーということで、前面にタッチパッドを搭載しているのが特徴的だ。アナログスティックの配置はXboxコントローラーと同じタイプ。ここはPS4ユーザーとしては好みが分かれるところかもしれない。左右のアナログスティックはトップの形状が異なり、移動とエイムなどそれぞれの操作に合わせたものとなっているようだ。スティックやLRトリガーのデッドゾーンや感度はPC/Mac用の設定ソフトウェアで変更できる。
十字キーは物理的に交換はできないが、設定アプリで4方向と8方向に機能を変更可能。アイテム選択など、斜め入力が必要ない場合には4方向に機能を限定することで誤操作を減らすことができるというわけだ。また、グリップ部分内部に錘を仕込むことで重量を調節できる仕掛けも用意されている。背面には4つの「ショートカットボタン」が増設されており、もちろん割り当てる機能を自由にカスタマイズできる。また設定プロファイルの切り替えボタンと、後述するゲームモード切り替えボタンも背面に配置されている。
本機ではPS4用の「PS4 Pro Control Mode」「PS4 Advanced Mode」とPC用の「PC Advanced Mode」の3つのゲームモードを切り替えて使用する。「PS4 Pro Control Mode」はDUALSHOCK 4相当の基本的な機能だけが有効になり、ショートカットボタンのカスタマイズは設定ソフトを使用しない最低限のものとなる。「PS4 Advanced Mode」では設定ソフトを使用した詳細なカスタマイズが可能になるほか、登録した4種類のプロファイルを背面のボタンで即座に切り替えられる。そして「PC Advanced Mode」はXInputで動作するPC専用モードだ。Windows 7/8/10とmacOS 10.11/10.12で利用でき、もちろん設定ソフトを利用したカスタマイズも可能。設定プロファイルはPS4用の4種類に加えて、PC用としても4種類登録できる。
マイクロソフトは「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー」を発売しているが、ソニーはこういったカスタマイズ性の高い純正コントローラーを用意していないので、PS4において本機は貴重な存在だろう。ゲームコントローラーでは前面の操作は基本的に2本の親指のみでおこなうことになるため、両アナログスティックに親指を置いたままの状態で、背面のボタンを使ってさまざまな操作をおこなえるのは大きなアドバンテージとなる。
