任天堂がニンテンドー3DS向けに発売を予定している『メトロイド サムスリターンズ』は、1992年にゲームボーイ向けに発売された『メトロイド2 RETURN OF SAMUS』に、新たなアクションや能力などを加えたフルリメイク作品だ。そのためかパッケージのジャケットには、パワードスーツのデザインや背景は異なるものの、ゲームボーイ版のパッケージと同じポーズをとる主人公サムスが描かれている。当時を知るファンには嬉しい演出だが、任天堂はそのパッケージにさらなる仕掛けを用意しているようだ。
The Metroid: Samus Returns cover is reversible to make it look like the original Game Boy game. Neat! pic.twitter.com/Gtemuh78xw
— Andre Segers (@AndreSegers) 2017年8月29日
任天堂からレビュー用の『メトロイド サムスリターンズ』を入手したYouTubeメディアGameXplainのAndre Segers氏はさっそく開封動画を投稿しており、その中で本作のパッケージのジャケットがリバーシブル仕様になっていることに気付く。その裏面のデザインは、なんとゲームボーイ版そのものとなっていたのだ。
そのリバーシブル面と、海外版『メトロイド2 RETURN OF SAMUS』のパッケージを見比べてみると、サムスが描かれている表面は、縦横のサイズが異なるため若干レイアウトは調整されているものの、まったく同じデザインであることが分かる。次に裏面を見比べると、ゲームの説明や権利表記などは一字一句同じで、ゲームボーイ版のスクリーンショットなども再現されている。ただし、こちらもレイアウトの関係からか説明文の一行の文字数が増えている。またバーコードが別のものとなっているほか、型番表記が「NOT FOR RESALE（再版禁止・レビュー用に提供されているため）」に変更されている。そういった細かい違いはあるものの、こちらも全体としては精巧に再現されているといえる。
今回リバーシブル仕様のジャケットになっていることが明らかになったのは、あくまで北米版の本作であるため、日本版でも同じように国内ゲームボーイ版のジャケットが再現されるのかどうかはまだ分からない。ただ、任天堂は過去にも『New スーパーマリオブラザーズ 2』などでもリバーシブル仕様で国内発売していたので、ぜひ期待したいところだ。『メトロイド サムスリターンズ』は9月15日に発売予定となっている。
