『PUBG』では発売から15万人以上のチーターがBANされた。100人に約1.5人の割り合いに、一方でコミュニティとの衝突も

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PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS(以下、PUBG)』のゲームデザイナーであるBrendan Greene氏が、同作のチーターBANに関する数値をTwitter上で公開した。氏によれば、今年3月24日にリリースされてからBANされたチーターは15万人以上にのぼり、過去24時間だけでも8000人以上がBANされたという。これは計算すると、発売日から1日ごとにおよそ850人強、1か月ごとで25万人強のチーターがBANされていることになる。

今年3月にリリースされた『PUBG』は、100人から最後の1人になるまで孤島で戦いを繰り広げるバトルロイヤルゲーム。Steam早期アクセス版がリリースされてからメガヒットを記録しており、約半年で売り上げは1000万本を達成、同時接続プレイヤー数も100万人を突破している。販売本数と今回の数値で買い直しを考慮せずに単純に計算すると、100人におよそ1.5人がチート行為をおこなっていることになる。とはいえこれらの数値は『PUBG』だけが突出しているわけではなく、マルチプレイ対戦が主軸の人気作はチーターとのいたちごっこの戦いから逃れられない運命にある。同様の問題に悩まされている『CS:GO』では、1日に1万人以上のチーターがBANされた事例もある(参考記事)。

「ストリームスナイプでのBANは何人?」と問うファン。Greene氏は本気か冗談か「0人」と返答した

一方で、『PUBG』ではBANを巡るコミュニティとの衝突が今年の夏から幾度か発生している。今年7月には、ゲーム配信者のストリーミング映像を見て他プレイヤーの位置を確認する「ストリームスナイプ(Stream Sniping)」が問題に。ストリームスナイプはおこなっていないというBANされたユーザーと、複数回のログイン形跡から確証があったというBlueholeの意見が食い違ったほか、そもそもストリームスナイプがチート行為なのかどうなのかに関し、海外フォーラムでは大きな論争が巻き起こった。また8月には、ゲーム内でバグが発生した際にそのままプレイを続けたプレイヤーがBANされたという事例もあり、こちらもコミュニティの反感を買う結果となっている。BANの明確な規定やチート検出システムについては、まだまだ改善が求められている状況だ。

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