リマスター版『ANUBIS ZONE OF THE ENDERS : M∀RS』PS4/Steam向けに2018年春に発売へ。リメイクに迫るグラフィックに

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コナミは、本日9月19日に開催された「2017 PlayStation® Press Conference in Japan」にて、『ANUBIS ZONE OF THE ENDERS : M∀RS』を2018年春に発売すると発表した。対応プラットフォームはPlayStation 4およびSteam。

『ANUBIS ZONE OF THE ENDERS : M∀RS』は、2003年にPlayStation 2向けに発売された『ANUBIS Z.O.E』をリマスターする作品だ。原作の雰囲気をそのままに、すべてのテクスチャを4K解像度向けに作り直し、さらにHDRやポストエフェクトなどを追加することによってリメイクに迫るグラフィッククオリティを実現しているという。さらにはVRへの対応が決定しており、コクピットよりさらに没入感が高まったロボットアクションが堪能できるだろう。ちなみに、公式サイトにはPlayStation VRのほかにもSteam VRが表記されている。音響に関しては、ドルビーアトモスに対応しており、臨場感あふれる立体音響が楽しめるようだ。

『ZONE OF THE ENDERS』は『メタルギア』シリーズで知られる小島秀夫氏がプロデュースを担当したロボットアクションゲーム。当時は「ロボットアニメ・シミュレータ」をうたい文句とし、発売された。ロボットアクションだけでなくストーリーテリングにも大きく力が入れられ、その高い完成度からカルト的な人気を誇る。2012年にも前作と同作をともにリマスターする『ZONE OF THE ENDERS HD EDITION』がPlayStation 3およびXbox 360向けに発売されていたが、今作はVRおよび立体音響に対応しリメイクに迫るグラフィックを実現するという、新たな形での発売となる。

また開発にはコナミのほかに、モバイルアプリを中心に手がけるCygamesが参加しているようだ。Cygamesは以前弊誌にも語っていたように、PlayStation 4に対応するハイエンドゲームエンジン「Cyllista Game Engine」を開発しており、家庭用ゲーム機向けの研究も精力的におこなっている。今作はリマスターであるので、同エンジンとの関連性は薄いと思われるが、技術者集団を抱えるCygamesが、どのように『ANUBIS ZONE OF THE ENDERS : M∀RS』を表現するかという点にも注目したい。

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