【UPDATE】Steam版『ブルーリフレクション』の2Dイラストの解像度は720pに。告知の投稿は削除され情報が錯綜中

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【UPDATE 2017/09/27 10:00】
Steamで配信された『ブルーリフレクション』が、1080pで動作することが確認されている。内部ファイルをいじることでそれ以上の解像度で出力することも可能であるという。また、光源処理などからPlayStation 4版準拠であるとの見方が強いとされている。

【原文 2017/09/26 14:57】
国内向けには3月にコーエーテクモゲームス(以下、コーエーテクモ)よりPlayStation 4およびPlayStation Vitaにて発売された『BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣(ブルーリフレクション)』。同作のSteam版における2Dイラストの解像度は、720pとなるようだ。Steam版は、日本語吹き替え・字幕ともに対応しており、『よるのないくに2 ~新月の花嫁~』とセットになった特別DLC付きのスペシャルバンドルが用意されており、気合の入ったプロモーションが印象的であったが、思わぬトラブルに直面している。

もともとSteamでリリースされているコーエーテクモのタイトルはおおむね好評であるが、ガストが中心となって開発されているタイトルは、PS4版と比較して一部のグラフィックパフォーマンスが劣っていると指摘されている。特に直近でリリースされた『フィリスのアトリエ ~不思議な旅の錬金術士~』におけるグラフィックのPS4版との差異はいまだに議論されている。こうした影響か、欧米ではPlayStation 4版と同日発売の『ブルーリフレクション』でも危惧されコーエーテクモに問い合わせが寄せられていたようだ。コーエーテクモはこうした問い合わせに反応し、サポートページに声明を公開した(現在はリンク切れ)。GameRevolutionwccftechといったメディアにその原文が残っている。

[perfectpullquote align=”full” cite=”” link=”” color=”” class=”” size=””]問い合わせありがとうございます。PS4版の2Dイラスト(2D images)は1080p(1920×1080)ですが、Steam版は720p(1280×720)となっています。なので、もし1080pで遊ばれる場合には、2Dイラストは引き伸ばしされるということになります。私達は、この仕様が受け入れてもらえることを望んでいます。2Dイラストをより大きな解像度にすることを検討していますが、約束はできません。私達のこの問題における立ち位置を理解してくださることを信じています。[/perfectpullquote]

コーエーテクモの説明ではつまり、ゲーム中に表示される2Dイラスト(2D images)の解像度が720pになると考えられる。ただコーエーテクモがもともとの投稿を削除してしまったことでSteam版の『ブルーリフレクション』そのものが720pで描写されると話が伝わりつつある。Steamコミュニティでは、声明の内容を正確に把握するユーザーとしていないユーザーが集まり、今回の仕様を糾弾している。さらに、こうした仕様についてユーザーに理解を求める姿勢もまた批判を受けている。

情報が錯綜しているがゆえに混乱が生まれているが、集まりつつ情報を考えると、ゲーム自体がネイティブ720pで動作するとしてもおかしくはない。またもしイラストの解像度のみが低かったとしても、Steam版を購入予定だったユーザーにとっては面白くないだろう。同日発売のPS4版の2Dイラストが1080pで描写されて、なぜSteam版が720pなのかと疑問を持つのはもっともだ。2Dイラストだけではなく、スクリーンショットの光源処理を比較し、Steam版はPS4版ではなくVita版が準拠ではないかと推測する声も強まっている。

Steamストアのスクリーンショットの解像度も720pなのは気になるところ。

コーエーテクモが投稿を削除して以来沈黙を守り続けており、コミュニティの加熱は一途を辿っている。海外でも期待を寄せられている『ブルーリフレクション』は、思わぬ落とし穴にはまっている。Steam版の発売まで3時間を切っているが、コーエーテクモはどのような対応をするのだろうか。

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