『スカイリム』新規モード「Survival Mode」が配信決定、発売から1週間は無料。極寒のスカイリム地方でサバイバルが始まる

 

Bethesda Softworksは、『The Elder Scrolls V: Skyrim Special Edition(以下、スカイリム)』にて、新規ゲームモードとなる「Survival Mode」を配信すると発表した。同コンテンツは『スカイリム』の「Creation Club」を通じて販売される予定で、発売から1週間は無料で入手可能。現在すでにSteamではベータテストが利用可能となっており、PS4/Xbox One向けには来月にもリリースされる予定となっている。

「Survival Mode」は、文字通りサバイバルゲーム的な要素を『スカイリム』に加えるモードとなっており、さらにプレイヤーは通常モードと同様に難易度も選択する。ざっと見ていくと、操作キャラクターには「飢え」「疲労」「体温(寒さ/温かさ)」のステータスが新たに追加される。ファストトラベルや体力の自動回復が封印されるほか、レベルアップにはベットでの睡眠が必要になり、またインベントリで持ち運べる重量も大きく制限される。病気はより深刻な影響をもたらすようになり、衰弱や凍傷のようなバッドスターテスを付与する症状も追加され、さらにこれらを治療することが可能な祠では金銭を要求されるようになるという。

「飢え」「疲労」といったバッドステータス
各地域の気温を示すマップ。薄水色の「Freesing Region」を移動するなら、さまざまな装備や食料など備え必要になる

特にゲームプレイに大きな影響を与えそうなのは「飢え」で、飢えている状況ではスタミナ最大値の減少を中心としたさまざまな悪影響が発生するため、プレイヤーは定期的に食事を取ることを求められる。採取しただけの野菜や果物よりも調理した料理の方が効果的な点や、十分な食事を取ればボーナスステータスを得られる点、温かいスープを飲めば体を温めることができるといった点はユニーク。逆に生肉をそのまま食べるような行為は、食中毒を招く可能性すらあるそうだ。スカイリムで生きていくためには、料理の腕前も求められることになる。

またスカイリム地方ならではのステータスと言えるのが「体温(寒さ/温かさ)」。極寒の雪原や大雨のような天候が操作キャラクターの体温を徐々に奪うことになり、たき火のある場所へ移動しホットなスープで身を温めるような行為が必要になる。購入できる衣類には防寒性能に関するステータスが付与されており、寒冷地方を行く際には単純に戦闘能力を追求するだけでなく、どう寒さを防ぐかを考慮することになるだろう。また、表面が凍っているような川や池へ無防備に身を投じることは、死を意味するようになる。

このほか細かな点では、重量を増加させる一部パークが弱体化されているほか、ヴァンパイアとウェアウルフがそれぞれの方法で“食事”し飢えを凌げるようになる。特に後者はロールプレイを楽しむ上で、魅力的な追加要素となるだろう。

「Survival Mode」は『Fallout 4』でも登場したモードで、同作においては無料コンテンツアップデートにて追加されていた。『スカイリム』の「Survival Mode」は「Creation Club」を通じて販売される模様だが、エリアや地域ごとの気温設定から各装備品への新たなステータス追加など、『Fallout 4』のものよりも全体的に凝った内容となっている。なお、日本国内ではまだ「Creation Club」の正式サービスはスタートしていない。