『Fall of Light』Steam配信開始。『DARK SOULS』と『ICO』にインスパイアされた父と娘のアクションRPG

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イタリアの2人組インディーデベロッパーRuneheadsは9月29日、ダークファンタジー・アクションRPG『Fall of Light』の配信を開始した。対象プラットフォームはWindows/Mac(Steam)。通常価格は1480円で、10月6日までのプロモーション期間中は10%オフの1332円で販売されている。パブリッシングはチェコの1C Companyが担当している。

本作は『DARK SOULS』と『ICO』にインスパイアされた斜め見下ろし視点のアクションRPG。慎重さが問われるスタミナ制の戦闘システムや、観察力により罠を見破り隠し要素を探し出させるレベルデザイン、雑なプレイでは突破できないシビアな難易度などを特徴とした「ソウルズライク」に、非力な少女の手を引き、共に旅する『ICO』のゲームプレイを交えた作品だ。

虚空から光と秩序が生まれ、やがて暗闇の時代が訪れる。ゲーム冒頭で紹介される背景設定からも、ソウルズシリーズの影響が感じ取れる本作。主人公は老兵「Nyx」と、愛娘の「Aether」。プレイヤーが直接操作するのは「Nyx」であり、光の子である「Aether」を「最後の光」のもとへと導くため、ローポリゴンで描かれる暗く不気味なダンジョンへと潜り込んでいく。

ソウルズシリーズのように、地面のメッセージには攻略のヒントが書かれている

戦闘の基本動作は弱・強攻撃と防御、そしてドッジ。武器クラスは全部で10種類、戦闘スタンスは20種類用意されている。先述のとおり、『ICO』で見られたキャラクター2人の協力という要素を「ソウルズライク」に持ち込んでいるのが本作の特徴であり、戦闘も例外ではない。娘「Aether」は敵と直接戦うことはできないが、彼女が発する光のオーラは父「Nyx」の能力を強化する。武器には出血、スタン、ノックダウンといったステータス異常を与えるウェポンスキルが備わっているものがあり、その効果もまた「Aether」のオーラにより強まる。ただし彼女の側で戦うということは、「Aether」が敵に攻撃されるリスクを負うということでもある。かといって彼女を安全圏に避難させるとオーラが適用されない。守るべき娘をどこまで危険にさらすのか。それはプレイヤー次第である。

戦闘にかぎらず、二人が協力してパズルを解いたり、「Aether」に指示を出すことで罠を切り抜けたりと、本作が父と娘二人の物語であることが、ゲームプレイのあらゆる面で示されている。道中で死亡するとソウル(本作の経験値)をドロップするという、「ソウルズライク」を構成する一要素においても、ソウルだけでなく「Aether」の命を失うという本作ならではの仕様が加わっている。ソウルを回収し、「Aether」を蘇生しないと、彼女のオーラは使えないし、休息ポイントにもアクセスできない。娘という光を失う心細さを感じさせてくれる。

ときおり闇にさらわれる「Aether」を救うべく横道することも

『DARK SOULS』x『ICO』というコンセプトに挑戦した『Fall of Light』。Steamストアではゲーム序盤をプレイできる無料デモも公開中だ。

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