スーファミ用ゲームに特化した互換機「レトロフリーク ベーシック」が発表。オリジナル版レトロフリーク相当への拡張も可能

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サイバーガジェットは、レトロゲーム互換機「レトロフリーク(Retro Freak)」に新バリエーションが登場すると予告していたが、本日10月4日に「レトロフリーク ベーシック(SFC用)」を発表した。SFC用とあるように、任天堂のスーパーファミコンのゲームに用途を絞ったバリエーションモデルだ。

オリジナル版であるレトロフリークは、スーパーファミコンのほかファミコンやゲームボーイ、メガドライブ、PCエンジンなど11機種のレトロゲーム機のほか、別売りのコンバーターを使用することでゲームギアやセガ・マークIIIなどさらに4機種のゲームカートリッジを使用できる多機能なレトロゲーム互換機である。

今回発表されたレトロフリーク ベーシックは、各ゲーム機をエミュレートする心臓部である本体はそのままに、ゲームカートリッジを挿すカートリッジアダプターがスーパーファミコン専用のものとなり、スーパーファミコンの純正コントローラーが2つ同時使用できる(海外版であるSNESのゲームカートリッジにも対応)。デザインもどこかスーパーファミコンを彷彿させるものとなっている。「11機種対応カートリッジアダプター」も販売されるため、あとからオリジナル版レトロフリーク相当の対応機種数に拡張させることも可能だ。

ラインナップは、本体とカートリッジアダプター(SFC用)にUSB給電ケーブルが付属する「エコノミーセット(9980円)」と、エコノミーセットの内容に加え標準コントローラーとHDMIケーブルが同梱される「スタンダードセット(1万2980円)」の2種類で、「11機種対応カートリッジアダプター」の価格は8000円だ。近日中に予約受け付けを開始する。ちなみに、オリジナル版レトロフリークの価格は2万円である(価格はいずれも税別)。

オリジナル版レトロフリークのシステム設定画面

スーパーファミコンの互換機は各社からさまざま発売されているが、レトロフリークではmicroSDカードにゲームをインストールできたり、720pへのアップスケール機能やクイックセーブ、各種出力設定など、プレイするうえで便利な機能が充実していることが強みとなる。一方、すでに11機種にも対応するモデルがある中で、価格を抑えたとはいえスーパーファミコンに機能を絞ることが、レトロゲームファンに対してどれだけの訴求力を持つのかはなんとも言えないところだ。ちょうど明日、任天堂が「ミニスーファミ」を発売するというある意味タイムリーな時期の発表ではあったが。

また同社は、レトロフリーク用のアーケードスティックも発表している。ゲームセンターの筐体で使用されているものと同じ三和電子製のボタンをスティックを採用し、天板上部にはレトロフリーク専用ボタンも備えている。これによって、特に追加の設定をすることなくクイックセーブや各種ショートカット機能が利用できるという。価格は未発表だが、今冬発売予定とのことだ。

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