『スーパーマリオ オデッセイ』「店頭のデモ機」でクリア競争を始める海外ユーザーが現る、週3回店に通い記録を更新中


今月10月27日に発売されるニンテンドースイッチ向けタイトル『スーパーマリオ オデッセイ』。E3 2017でもGamescom 2017でも最優秀賞を獲得している、全世界で期待が寄せられている本作の発売日が待ちきれず、店頭に展示されているデモ機でスピードラン(もしくはリアルタイムアタック)ともされるクリア競争を始めるユーザーが現れた。

最初にこのクリア競争を始めたのはYouTubeユーザーFengari氏。デモ版に用意されている砂の国「アッチーニャ」のミッションを7分10秒でクリアし、直撮り映像をYouTubeに投稿してみせた。この投稿に対抗意識を燃やしたのはJacob Babione氏。氏は6分39秒の記録を叩き出し、さらに記録の更新を続けて5分28秒をマーク。最終的には5分4秒という記録を残している。投稿されたた映像では、新要素である帽子投げを用いた軽やかなプレイが確認できるだろう。

なぜこれほどの情熱を燃やすのだろうか。AUTOMATON編集部はBabione氏に実際に話をうかがった。Babione氏はアメリカ・ウィスコンシン州に在住している、『スーパーマリオサンシャイン』で活躍を見せていたスピードランナーだ。同タイトルのスピードランは2014年をもって引退していたものの、『スーパーマリオ オデッセイ』は同作に負けないほどの人気のスピードランになりそうだとの話を耳にし、デモ版のスピードランを始めたとのこと。

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このデモを始めたきっかけは記録の更新であったが、氏はすでに同作の虜になりつつあるのと同時に、プレイするうちに自分のテクニックを見せることを通じて、ゲームの奥深さを知ってほしいと思うようになったという。なお、最終的な目標は5分を切ることであるとか。氏はプレイしながらゲームの仕組みを理解するのと同様に、スピードランを意識したテクニックを研究しているが、すでに奥深さを感じているようだ。

ちなみにBabione氏は、量販店である「ウォルマート」と「ターゲット」に足を運び、デモ機を遊んでいるとのこと。先週は約3回デモ版を遊びにストアに訪れており、今週も同じ頻度でデモ版をプレイする予定があるという。多くの人が気になるであろう、長時間のデモ機占有による生じる周囲への迷惑については「プレイしたそうな人がいれば、どんな時でも代わっている」と語っているので、安心してほしい。