ソニー・ミュージックエンターテインメント、ゲーム事業レーベルUNTIESを設立。『Tiny Metal』を中心とした発売タイトル一覧を発表

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ソニー・ミュージックエンターテインメントは、ゲームのパブリッシングレーベル「UNTIES(アンティーズ)」を新たに設立したと発表した。UNTIESでは、急成長しつつあるインディーゲーム市場において、埋もれてしまいがちなタイトルのなかから名作を見つけ出し、多くの人の目に見つかるように販売すべく情報拡散・販売をおこなうという。

第一弾となるのは『Tiny Metal』。『ファミコンウォーズ』をリスペクトし、Unreal Engine 4を用いて開発されているシミュレーションゲームだ。硬派なゲームデザインとリッチかつキュートなビジュアルを兼ね備えており、資金援助をおこなうプログラムUnreal Dev Grantsを受賞している。11月21日にPC/PS4/ニンテンドースイッチ向けに発売が予定されている本作は、UNTIESがパブリッシングを担当するようだ。

UNTIESは今後のラインナップについても明かしている。今回発表されたのは『Last Standard』。Twitterを中心としたSNSなどを介してプレイヤーの深層心理を解析する「ダイブシステム」により、プレイヤーそれぞれの武器が生まれるという独特なシステムが話題を呼んだ。プラットフォームはPCが確定でほかは未定、発売時期も未定ながら、期待のインディータイトルのひとつが同レーベルから発売されることが決定した形だ。

さらに発表されたのは『Merkava Avalanche』。巨大機械が躍動するロボット騎兵アクションゲームだ。戦車型のロボットがドッヂやワイヤーなどを駆使して敵機に近づき、射撃やグレネードを使って相手を撃破していくという、迫力ある戦闘が特徴的だ。本作もまたUNTIESから発売されることが決定した形だ。弊誌のフォーラムでは、開発元であるWinterCrownWorksの制作の軌跡を垣間見ることができる。そしてすでに弊誌でも報じている『DEEMO -Reborn-』となる。

どのタイトルも小規模ながら力が入れられており、特にビジュアルに魅力を持つタイトルだ。名作となるインディーゲームを見つけユーザーに知ってもらうというUNTIESのコンセプト、そして同社の野心を感じさせるタイトル一覧であるだろう。同社とパブリッシングタイトルの今後の動向に注目していきたい。

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