台湾の学校が舞台のホラー『返校 -DETENTION-』日本語版が本日配信、ハロウィンセールとあわせて半額で提供開始

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弊社アクティブゲーミングメディアが運営するパブリッシャーPLAYISMは本日10月27日、『返校 -DETENTION-』の日本語版を配信した。現在配信中のSteam向けには日本語ファイルが配信されたほか、PLAYISMで購入すればDRMフリーのゲーム本体とSteamキーが手に入る。両プラットフォームにて、本日より開催されているハロウィンセールとあわせて約1週間、半額の590円でゲームを購入することができる。

『返校 -DETENTION-』は台湾のデベロッパーRed Candle Gamesが開発するホラーアドベンチャーゲームだ。本作は東南アジアの怪談をモチーフにしている。タイトルである返校という言葉は、中国語で「学校へ帰る」という意味を持つ。本作は1950年代から60年代の台湾が舞台となっており、ゲーム内では台湾独特の文化や景色、ホラーゲームでは珍しい道教文化、また東南アジアの神話怪談が描かれている。

ゲームはポイント・アンド・クリックで探索していく形式となっている。また台湾人に親しみのある要素を採用しており、一膳飯、廟宇、神壇など、当時の宗教や風習をゲームに組み込まれている。本作は身の毛もよだつホラーゲームであるが、プレイヤーをびっくりさせる「ジャンプスケア」に頼らずじりじりと追い詰める演出が特徴的。さらに実在の歴史を取り扱っているという点で、恐怖を介して社会事象を伝える側面もある。

というのも、本作の開発のきっかけはゲームデザイナーである姚舜庭(コーヒー・ヤオ)が抱いた「なんで僕達の文化を象徴するような、そして自分たちが育ってきたこの世界をシェアできるようなゲームがないんだろう?」という疑問により始まったからだ。2013年に台湾、そして東洋の要素である道教、仏教と伝統的な中国文化を含むホラーゲームという形に昇華すべく本作の開発に着手したという背景を持つ。その後開発体制を拡大させリリースまでこぎつけ、さらには今回日本語版を配信するにまで至った。

弊誌ではネタバレを極力避けたレビューを掲載しているので、本作の世界を覗き見たい方はそちらもチェックしてほしい。

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国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)