『Horizon Zero Dawn』「凍てついた大地」配信開始。極寒の地にて新たな挑戦が待ち受ける、15時間相当の拡張コンテンツ

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ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジアは11月7日、『Horizon Zero Dawn』の拡張コンテンツ「凍てついた大地(The Frozen Wilds)」の国内配信を開始した。販売価格は2160円(税込)。以下は「凍てついた大地」のローンチトレイラーと、12分強のプレイスルー動画である。後者ではバヌーク族の集落から始まるサイドクエスト「生き残り」を通じて、アニメーションやカメラワークが改良された会話シーン、降雪表現が豊かになった雪山エリアでの戦闘、新たなキャラクターとの出会いなどが確認できる。

『Horizon Zero Dawn』は2017年3月、PlayStation 4向けに発売されたGuerrilla Games開発のオープンワールドゲーム。舞台となるのは、大災厄により人類文明が崩壊してから1000年が経過し、大自然の中で機械獣が闊歩する原始的な世界。美麗に描かれた広大なオープンワールド、多彩な道具を駆使して機械獣・野生動物を狩るアクション、主人公アーロイの出生と文明崩壊の秘密を追うスケールの大きな物語などが味わえる。

「凍てついた大地」は、物語(クエスト)、登場人物、機械獣、スキル等を追加する本作最初で最後の拡張コンテンツ。主人公アーロイがバヌーク族の領土、山脈の北方にある過酷な「凍てついた大地」に足を踏み入れ、新たな冒険を始める。マップ上でいうと「弔いの穴」から北上した先に位置するエリアだ。推奨レベルは30以上となっており、ゲーム本編の攻略がある程度進んでいれば十分に戦っていけるだろう。

マップ北東部、「バヌークの野営地」や「弔いの穴」の先に新たな舞台「狭間」が広がっている

新エリアに突入すると、「デーモン」と呼ばれる謎の存在に支配され凶暴化した機械獣と遭遇する。通常の機械獣よりも強く、属性攻撃への耐性も高い。機械を狂わせる「デーモン」の正体を追うことが「凍てついた大地」における大きな目的のひとつとなっている。ほかにも新種の機械獣「スコーチャー」「フロストクロー」「制御塔」がアーロイの行く手を阻む。「スコーチャー」は機動力が高く、スラスターを使った急突進で距離を詰め、火炎属性の攻撃で追い込んでくる。「フロストクロー」は氷属性の攻撃と高い防御力が特徴の大型機械である。機械獣だけでなく動物の種類も増えており、アナグマ、リス、シロイワヤギ、フクロウが登場する。

新たに追加された動物たち

強敵ぞろいの「狭間」であるが、迎え撃つための装備も十分に用意されている。たとえば新武器「ストームスリンガー」は帯電したボルトを放ち、連続で発射することでダメージが増加する頼もしい遠距離武器だ。既存の武器・衣服にも強力な新バージョンが追加されるほか、通常よりも効果の高い改造アイテムが手に入るようになっている。また、とあるサブクエストをクリアすると槍武器にも改造アイテムを装着できるようになる。

スキルツリーには「流浪」という新しい項目が追加されている。機械に乗りながら資源を集められる「機乗採取」や、資源・改造アイテムをシャードに変換できる「錬金術師」、機械獣・動物のドロップ率を上げる「解体師」、資源用スロット容量が20%増加する「資源収集家」など、作業効率化を図るためのスキルが多い。シャードを消費することで破損した乗りものを修理する「乗りもの修理」や、乗りものから飛び降りながら攻撃する「機乗ストライク」により機乗移動・戦闘が快適になるというのも「流浪」スキルの魅力である。

スキルツリーに「流浪」項目追加。容量増加と部品分解により荷物整理が楽に

冒頭でも触れたように、NPCとの会話シーンやクエストのカットシーンにおけるアニメーションやカメラワークが改良されており、魅せる演出が増えている。また新規クエストではNPCと連携を取る場面が多く、ゲーム本編とは少し違ったクエスト構成を味わえる。新しい収集アイテム、データポイント、山賊野営地、狩場なども用意されており、コンテンツ量としては15時間相当のものになっているという。思わずフォト撮影したくなるようなロケーションも満載。「凍てついた大地」は『Horizon Zero Dawn』の世界を拡張するだけでなく、映像・演出のアップグレードにより次回作への期待を膨らませてくれる、ファン必見のDLCだろう。

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