『Call of Duty: WWII』発売から3日間の全世界売り上げが5億ドルを突破。前作比で2倍の本数を売り上げ、プレイヤー数も大幅増

 

Activisionは11月8日、『Call of Duty: WWII』の発売から3日間の全世界売り上げが5億ドル(約570億円)を超えたと発表した。本作は11月3日にPC/PlayStation 4/Xbox One向けに発売された。同社は今年公開されたハリウッド映画と比較し、「マイティ・ソー バトルロイヤル」と「ワンダーウーマン」の公開後3日間の興行収入の合計をも上回ったとしている。

また発売初日の販売本数について、PS4においてはダウンロード版として歴代最高を記録し、そして全プラットフォームでの販売本数(パッケージ版とダウンロード版の合計)では昨年比、つまり前作『Call of Duty: Infinite Warfare』と比べて2倍の本数を売り上げたとしている。同社CEOのEric Hirshberg氏は、本作は第二次世界大戦という『Call of Duty』シリーズのルーツに立ち返り、その結果は素晴らしいものになったとコメント。新たなコンテンツやゲームの改善に引き続き取り組むとし、コミュニティへのサポートを約束している。

これに先立つ今月6日には、イギリスの調査会社GFK Chart-Trackが英国内での本作の初週売り上げについて、『Call of Duty: Infinite Warfare』と比べて本数ベースで57パーセント上回ったと報告。好調な出足であることが海外メディアにて報じられていたが、今回正式に裏付けられた形だ。

Activisionはさらにオンライン接続している本作のプレイヤー数にも言及しており、PCおよび現行世代のコンソールにおいて『Call of Duty』シリーズの歴史でもっとも多い人数がプレイしているとしている。具体的な人数については明らかにされていないが、Steamのプレイヤー数を非公式にカウントしているGitHypは、本作のマルチプレイモードの先週末の同時接続者数は約5万6000人を記録し、シングルプレイモードのプレイヤー数と合わせると『Call of Duty: Infinite Warfare』よりも395パーセント増加していると報告している。これは5作前の『Call of Duty: Black Ops II』以来の最高記録でもあるという。ちなみに、これはSteam全体で見てもトップ10に入る同時接続者数である。

*『Call of Duty: Infinite Warfare』発表トレイラーは YouTube史上2位の不評数に

『Call of Duty: Infinite Warfare』は、昨年アメリカでもっとも売れたタイトルではあったものの、Activisionが期待したほどの売り上げには届かず、Eric Hirshberg氏は同作はファンの心に響く内容ではなかったとコメントしていた(Kotaku)。その理由のひとつとして、『Call of Duty: Black Ops II』から近未来を舞台にし続けていたことが挙げられるが、Hirshberg氏はVentureBeatとのインタビューの中で、1年余分に近未来に留まってしまったかもしれないと振り返っている。そんな前作とは打って変わり、ついに第二次世界大戦に戻った『Call of Duty: WWII』は発表時から高い期待を集めていた。そして、それは売り上げやプレイヤー数という結果にはっきりと現れたようだ。