『HEAVY RAIN』『Detroit』のQuantic Dream元スタッフが新スタジオを設立。同ジャンルの作品を「大画面」向けに開発中

『HEAVY RAIN −心の軋むとき−』
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『HEAVY RAIN 心の軋むとき』を手がけ、現在は『Detroit: Become Human』を開発中のスタジオQuantic Dreamに在籍していたスタッフらが、新スタジオInterior Nightを設立したと発表した。設立者は『Heavy Rain』ではシナリオに携わり、『BEYOND: Two Souls』ではリードデザイナーをつとめたCaroline Marchal氏。Interior Night には、Quantic Dreamに在籍していたベテランスタッフとともにソニーに所属していたスタッフもいるようだ。

『Beyond: Two Souls』

公式サイトにてInterior Nightは、「濃く複雑なキャラクターを好む、成熟したオーディエンスのために、革新的でインタラクティブなストーリーを幅広い層に向けて作っていきます。」と記している。プレイヤースキルや勝利を問うものではなく、ストーリーやキャラクター、決断にまつわるゲームを作っていくとも語っている。こうした説明を聞く限り、Quantic Dreamと同ジャンルの作品を目指していると言ってしまってもいいだろう。

対応プラットフォームについては多くは語っていないものの、Marchal氏はプレスリリースにて「多くの家庭にPCやいくつかのコンソールゲーム機があります。しかし、必ずしも彼らはゲーマーではなく、NetflixやAmazonの映像を見るために使っている人もいます。モバイルデバイスも興味深いですし計画を練っていますが、今は大画面向けに焦点を置いています。」とも語っている。ほかにも「海外ドラマを見るが、ゲームを遊ばない人向けにゲームを作りたい」という旨の発言をするなど、非ゲーマーを含めたユーザー開拓を意識したプラットフォーム展開について考えているようだ。

現時点でのスタッフの人数は20数名であるとのこと。180名以上の開発スタッフを誇るQuantic Dreamの作品とはスケールは大きく異なりそうではあるが、名門スタジオ出身のベテランたちが手がける同ジャンルの新たな作品に期待したい。

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