ニンテンドースイッチ版『スチームワールド ディグ2』はSteam版の約10倍売れた、インディーゲーム開発者の成功報告は続く

今月11月23日にニンテンドースイッチ向け日本語版が配信された『スチームワールド ディグ2』。欧米向けには9月21日より発売されており、発売直後から売れ行きが好調であることが報告されていたが、ニンテンドースイッチ版はSteam版の10倍近く売れていたようだ。YouTubeプログラムGame Twoにて、Image & FormのCEOであるBrjánn Sigurgeirsson氏が報告したことから、その事実が判明している。

Sigurgeirsson氏は、ニンテンドースイッチ版『スチームワールド ディグ2』は、同スタジオ史上もっとも成功したローンチになったと語る。また氏は、Steam版の10倍近くを売り上げたと喜びの声を伝え、ニンテンドースイッチの人気を物語っていると話す。また同番組では『ワンダーボーイ ドラゴンの罠』を手がけたOmar Cornut氏も出演。同タイトルのニンテンドースイッチ版は10万本を売り上げており、他の機種の合計を上回る数字であるとも報告している。『ワンダーボーイ ドラゴンの罠』の数字においては、以前他の機種の合計を上回っていることはすでに報告されていたが、その具体的な売り上げ本数が10万本であることが判明した形だ。

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では実際、『スチームワールド ディグ2』はどの程度売れたのだろうか。SteamにおいてはSteamSpyと呼ばれる、Steamにまつわるデータを取得するサイトが存在しており、そこからおおよそタイトルの売り上げ本数を見ることができる。『スチームワールド ディグ2』におけるSteam版の所持者(Owner)は、30,955 ± 5,393。SteamSpyの正確性やインタビューの時期を考えて低く見積もったとしても、ニンテンドースイッチ版は20万本以上を売り上げていると考えてもいいだろう。そして『スチームワールド ディグ2』は高い評価を獲得していることから、この数字はクチコミによりさらに伸びていくことが期待される。

ただこの数字が、単なるプラットフォーム間のパフォーマンスの違いとまでは断言できない面もある。というのは、『スチームワールド ディグ2』は任天堂自身も非常にプッシュしていたタイトルだ。同作は、今年の3月の「Nindies Showcase」の冒頭でその存在が明かされ、その後も幾度も同プログラムを中心に任天堂から紹介されている。プロモーションの機会も恵まれており、海外の任天堂ユーザーにとって期待のタイトルであったことを加味しなければいけないだろう。

Steamにおいても、マーケットは拡大し続けているものの、タイトル数の増加によりインディータイトルの売り上げが減少していることが報告されている。当たれば大きいものの、数多くが埋もれてしまう市場になりつつある傾向にある。逆にニンテンドースイッチの市場はまだまだできたてホヤホヤで、もちろんソフトもSteamほどは充実していない。プロモーションや市場の兼ね合いなど複合的な理由により、今回の数字の開きが生まれたと考えられる。

ただ前述した『ワンダーボーイ ドラゴンの罠』の売り上げ報告や、弊誌の取材にてパブリッシャー各社が売り上げの好調を報告したように、ニンテンドースイッチにしっかりとしたインディー市場があることも確かだろう。ニンテンドースイッチにおいても、タイトル数は増加の一途を辿っているが、まだしばらくは開発者がこのインディーゲーム市場の恩恵を受けられる時期が続きそうだ。

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